AGMPlayerのVer1.2.2を公開
Ver1.2.2ではネットワーク対応機能を追加しました。ネットワーク対応機能を利用すると、ローカルネットワーク上の別マシンにインストールされたAGMPlayerとライブラリを共有できます。共有されたライブラリ内の動画ファイルは他マシンで視聴/コピー出来ます。
ネットワーク設定ダイアログには「ライブラリを公開」/「接続先をマウント」というチェックボックスがあります。
「ライブラリを公開」をチェックすると、そのAGMPlayerのライブラリがAGMPlayer用のネットワークに公開されます。「接続先をマウント」をチェックすると、接続先に指定したAGMPlayerのライブラリがフォルダー形式でマウントされます。マウントされたフォルダー内の動画ファイルはローカルファイルシステム上にある動画ファイルと同様に、視聴/コピー等が可能になります。
ネットワーク対応機能はWindows/Mac/Ubuntu/Android版で互換性があります。
このため、例えば、Windowsマシン上にある動画ファイルをMac/Ubuntu/Android機器で視聴したりも出来ますし、Windowsマシン上でAndroid機器のライブラリにAGM形式動画ファイルをコピーしたりも出来ます。
Windows版AGMPlayerのライブラリにある一般動画の視聴時には、AGM形式にリアルタイムにトランスコードされて視聴するマシンに渡されます。このため、一般動画用のコーデックを持たないMac/Ubuntu/Android機器でも一般動画の視聴が行える様になります。
ただし、上記機能はAmuseGraphicsのレジストユーザー向けプレミアム機能として位置づけているため、ライブラリを公開するWindows版AGMPlayerが動作するマシンに、レジストされたAmuseGraphicsがインストールされていない場合には、視聴時間は1分に制限されます。AGM形式動画の視聴については、このような制限はありません。
トランスコード設定では、「変換形式」/「解像度の変換」/「フレームレートの制限」を指定できます。
変換形式のデフォルトは「AGM-DCT+ (ADPCM)」になっていますが、ネットワーク帯域に余裕がある場合には、他形式に変更する事で画質/音質を向上できます。ネットワーク帯域/クライアントマシンの性能に余裕が無い場合には、解像度とフレームレートを制限する事で、よりスムーズな再生が行える様になります。
なお、ネットワーク対応機能はUDPプロトコルで実現しているため、通常環境ではインターネット経由での利用は行えません。このため、転送データの暗号化は行っていません。
また、パスワード設定も行えませんが、ネットワーク設定ダイアログにある「コミュニティ名」を簡易的なパスワードとして利用する事は出来ます。このコミュニティ名はネットワーク上を平文で流れますが、ライブラリを公開しているAGMPlayerは同じコミュニティ名が指定されているAGMPlayer以外からの接続要求は拒否します。
AGMPlayerのVer1.2.2はAmuseGraphicsのホームページからダウンロードできます。
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(2013/12/08追加)