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Creators Updateの不具合

Windows10のCreators Updateは4月11日から提供、という事になっているのだが、一般ユーザーが利用可能になる前にアップデートを行いたい人は5日から手動アップデートが可能だったので、アップデートしてみた所、当然の様に、不具合が出た。

Creators Updateでは、数日前に書いた様に、HiDPI処理関連の変更があったのだが、その時に懸念していた通り、少なくとも作者製ソフトでは、やはり、このHiDPI処理の変更関連で問題が出た。

具体的には、デュアルモニター構成で、両方のテキストの表示倍率が異なる場合に、大きく分けて二つの問題が発生した。

その一つ目は、AmuseGraphics本体でのデスクトップキャプチャー機能では、デスクトップの正しい領域をキャプチャー出来なくなる、という問題だ。

二つ目の問題は、メインモニターではないモニターにウインドウを移動すると、表示内容が勝手に縮小/拡大されるので、細かい文字が霞んで読めなくなったり、ドットバイドット表示している筈の画像がボヤけてしまう、という問題だ。

上記の様な問題が発生するのは、例えば、AmuseGraphics本体の場合、メインモニターのDPIに合わせて表示等を行うHiDPI対応アプリになっていて、バイナリにはそういうフラグが立っているので、以前は、OSから可笑しな介在は行われなかったのだが、Creators Update適用後には、メインモニター以外の座標系をOSが勝手に変更するので、可笑しな事になってしまっている訳だ。

と、言う事なので、小さな文字が読めなくなる、だとか、ドットバイドット表示されなくなって文字等がボヤける、という問題は作者製アプリに限らず、モニター毎のDPIに対応している、というフラグを立てていない全てのWindowsアプリで発生する問題になる筈だ。

なので、作者製アプリでは、AG-デスクトップレコーダーとMirror-DTCサーバーは、HiDPI対応以前に酷い目に合わされていたので、モニター毎のDPIに対応している、というフラグを立てているので、Creators Updateを適用しても、別段、挙動に変化は無い感じだ。

しかし、上記以外のソフトは、メインモニターのDPIに合わせて表示を行うソフトというフラグを立てているので、Creators Updateが適用されると、色々と問題が出てくる事になる。

具体的には、前述の様に、AmuseGraphics本体でのデスクトップキャプチャーが正しく行えなくなる、という問題もあるのだが、Mirror-DTCクライアントで、100%表示に設定しても、接続先画面をドットバイドット表示できなくなる、という問題がある。

と、言う事で、Creators Updateを適用すると、画面表示/キャプチャー系に色々と不具合が出るのだが、流石のマイクロソフトでも、その可能性は想定出来ていた様で、Creators Updateから、バイナリのプロパティにある互換性タブの内容が強化されている。

具体的には、Creators Updateでは、「高いDPIスケールの動作を上書きします。」というチェックボックスがあって、それをチェックすると、「拡大縮小の実行元」というコンボボックスを選択可能になるので、その中からデフォルトになっている「アプリケーション」を選択すれば、以前と同じ動作をさせる事が出来る様になっている。

と、言う事で、マイクロソフト的には、今回のHiDPI処理の変更で問題が出る事は判っていた感じなのだが、作者製ソフトを使うユーザーは、そんな事は判っていない可能性が高い。

なので、作者的には、また、不具合報告メールを山の様に貰う可能性が出てきた訳なのだが、上記の通り、Creators Updateの問題は作者製ソフトだけの問題ではない。

このため、作者的には、作者製ソフトのユーザーが不具合に遭遇しても、作者に腹を立てない様に、上記の問題については、Creators Updateの既知の不具合として、出来るだけ速く、広く、知られる様になってもらいたい所だ。なので、今日は、こんな記事を書いてみた訳だ。

ちなみに、数日前に、作者的には、MacBook Pro 15インチモデルを購入したのだが、このマシンのモニター解像度は2880x1800になっている。

で、作者的には、TiExtenderを使えるので、その解像度に設定してみたりも出来るのだが、当然の事ながら、そんな解像度では文字が小さすぎて使い物にならない。

なので、このマシンにWindowsをインストールするとテキストサイズを変更する必要が出てくる筈なのだが、15インチMacBook Pro 2016は、下位モデルでも、26万円もするので、作者的には、購入にあたって、巷の高性能WindowsノートPCと色々と比較したりもしていた訳だ。

その結果、やはり、MacBook Pro 2016は異常に高いのだが、巷の高性能ノートPCの殆どは、MacBookPro 2016と同様に、CPUにはクアッドコアを使っていて、メモリは16GB実装していて、SSD容量も256GB以上はあったのだが、Surfaceを除けば、ほぼ、全機種で、画面解像度は1920x1080に統一されていた。

で、MacBook Pro 2016では1920x1200表示も出来るのだが、文字は比較的小さくなるものの、この解像度でも、十分、実用的に使える。

つまり、15インチクラスのモニターが搭載された高性能WindowsノートPCは色々とあるのだが、それらでも、HiDPI表示は使われないかもしれない。

と、言う事なので、実際の所、HiDPI表示に問題があったとしても、実際問題としては、どうという事はない筈だし、前述の様な問題回避方法もあるので、作者製ソフトは、今回のCreators Updateでの不具合を受けた修正は行わない事にする。

まあ、外付けモニターとして4kモニターを接続する様な人の場合、4kモニター側だけ、テキストサイズを2倍くらいにしないと文字が読めない筈なので、そういう人は不具合に遭遇する事になりそうなのだが、WindowsでのHiDPI表示は、大昔から地雷なので、そういうモニターを使おうとする人は、ある程度、覚悟しておく必要も、あるかもしれない。

- 2017/04/07追記 -

作者的には、メインのWindows環境はWindows7とWindows8.1にしてあり、Windows10は常用していなかったため、考えてみると、今回の不具合が、Creators Updateのタイミングで発生したのかどうかについては、確信が持てなかった。

なので、Windows10をインストールしているマシンは一台しかないため、そのマシンで設定からWindowsのバージョンを元に戻して確認してみた所、元のバージョン(1607)でも、同様の不具合が発生した。

と、いう事なので、デュアルディスプレイ時にディスプレイ毎に異なるDPIを設定した場合に発生する不具合は、Creators Updateが発生させた訳ではない様だ。

更に確認してみた所では、Windows8.1でも、例外的な感じがしないでもなかったのだが、ディスプレイ毎に異なるDPI設定は可能だったので、やってみた所、Windows8.1でも、同様の問題は発生した。

と、いう事で、作者的には、今回、Creators Updateのタイミングで初めて確認したのだが、デュアルディスプレイ時にディスプレイ毎に異なるDPIを設定した場合に不具合が発生するのはWindows8.1の頃から同様だった様だ。

だとすると、今回のCreators Updateでは、その問題への対処がプロパティーの互換性タブから、より判りやすく行える様になった分、OSの機能としては、改善された? という事になるのかもしれない。

ちなみに、PC Watchの記事によると、やはり、Creators Updateでは、「スケーリングが改善、複数DPIのマルチディスプレイ環境に配慮」、という事になっている。

つまり、Creators Updateでは、HiDPI関連の変更が行われた筈なのだが、前述の通りなので、今の所、作者的にはWindows8.1時代と何が変わっているのかが判らない状況だ。

いずれにしても、作者製のHiDPI対応ソフトは、Creators Update適用後にも、複数DPIのマルチディスプレイ環境で、不具合が発生している訳なのだが、何故、そんな事になるのか、というのは、Windows開発者なら誰でも似たような意見を持つ事になる筈だ。

つまり、実際の所、Windowsの場合、HiDPI対応として、アプリ側が何をすれば良いのかが明確化されていない感じなので、どうしても、対応抜け等が発生する訳なのだが、Creators Update以降では、Win32APIまで変更されているとなると、より一層、アプリ側がどういう対応をすれば良いのかが判りづらくなる、と、頭を抱える事になるのは作者だけではないだろう。

なお、何度かCreators Update適用前に戻し、また、適用する作業を行いつつ、確認してみた所では、従来の「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」、と、今回の「高いDPIスケールの動作を上書きします。」→「アプリケーション」、とは同じモノの様だ。

何故なら、Creators Update適用前に、「高DPI設定・・・」をチェックしておくと、Update適用後には、前述のオプションが適用されているからだ。

と、言うことなので、多分、今現在、デュアルモニター時に問題が発生していて、「高DPI設定・・・」をチェックしている人は、Creators Updateを適用しても、問題が再発した、と、言うことにはならないかもしれない。

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