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典型的な傑作だと思う

今はUbuntu用AGMPlayerの開発フェーズで、ベース部分の実装は出来ているので、後は、各種機能を追加実装していくだけだ。なので、今週は、「攻殻機動隊 S.A.C.」を見ながら作業していたのだが、このシリーズは、典型的な傑作だと思う。

今は、ミステリー作家、という事になっている筈なのだが、山田正紀という作家は、作者が若い頃には、大物新人SF作家、という事になっていて、作者的にも、その初期作品である所の「神狩り」だとか「神々の埋葬」なんかの神シリーズは、寝るのも忘れて一気読みしたりした記憶がある。

と、言う事なので、作者的には、好きなSF作家を5人挙げろ、と言われれば、多分、毎回、その中には、「山田正紀」という名前も入れる筈なのだが、この人の初期作品の中には「火神を盗め」という小説もあって、この小説は「直木賞候補」にもなった訳だ。

もっとも、前述の「神々の埋葬」は、あの森村誠一の「人間の証明」の次の年に、「角川小説賞」を受賞しているのだが、「火神を盗め」は直木賞を取り損なった。

で、その受賞を逃した理由というのは、当時、何処かの雑誌に書かれていた記事を読んだ筈の作者的には、その内容があまりにも劇画チックなので直木賞の格式に相応しくない、みたいな理由だった様に記憶している。

しかし、そんな文学賞の話は実際の人気とはあまり関係がなく、「神々の埋葬」だとか「火神を盗め」なんかの山田正紀氏の初期作品を好む人は多かった筈で、作者も、その中の一人だった訳なのだが、その後、山田正紀氏は活動の拠点をSFからミステリーに変更してしまった。

その理由は、特定の集団によって日本SFが可笑しな方向性を持ったモノとして再定義されてしまったのに嫌気がさした、という事もあったかもしれない。

また、実際の所としては、その影響もあり、作者の様な従来の古典日本SFを好んでいた読者層が、SFから離れていってしまったので、職業作家としては、そのままSF業界に残っていると餓死するしかなかったから、かもしれない。

と、言う事で、何れにしても、今の日本には、多分、もう、古き良き時代の日本SFは存在しなくなってしまったのだが、古き良き時代の日本SF作品には、小松左京氏の「日本沈没」だとか、眉村卓氏の「ねらわれた学園」だとか、筒井康隆氏の「時をかける少女」だとか、半村良氏の「戦国自衛隊」みたいな、普通に映画化されてヒットした作品もあった訳だ。

まあ、上記の様な作品は、「日本沈没」を除けば、ある意味、それぞれの作者の代表作ではない筈なのだが、多分、所謂、「力作」、ですらない筈だ。

つまり、上記の様な作品群は、職業作家としては、一般受けする作品も書いておかないと餓死するしかなくなるので、書いた、みたいな作品になるかもしれない。

と、言う事で、職業作家として名を成す様な人の場合、多分、必要とあらば、一般受けする作品を書いて収入を得ることは容易いものの、そんな事をやりたくて物書きになった訳ではない、と、いう事で、そういう作品は最小限に留めているのが実際の所なのかもしれない。

で、「攻殻機動隊 S.A.C.」の話になるのだが、この作品は、作者的には、前述の様に「典型的な傑作」だと思うのだが、これは、言い換えれば、このシリーズを製作したスタッフ的には、傑作シリーズにしようとして製作した作品、という感じがする訳だ。

つまり、血液型がA型の作者的には、その出来の良さに感動すら覚えるのだが、勘違いしてはいけないのは、作者的には、その作品自体よりも、その作品の「出来の良さ」に感動している訳だ。

作者という人は、このブログにも何度か書いているのだが、大学時代には、学外ではSF同人誌、学内では推理小説研究会に所属していて、将来的には小説家になりたいかなあ、なんて事を思っていた訳だ。

で、そんな作者は、結局、引かれたレールに乗っかって普通にメーカーに就職してサラリーマン生活を15年程度送った後、フリーランスになったのだが、今更、別路線に移っても大成は難しい、という事で、サラリーマンを辞めた後も、コンピュータ関連の仕事を続けて来ている。

しかし、実際の所、餓死するかどうかを気にしなくて良いのなら、今でも、一番やりたい職業は小説家、という事になる訳だ。

なので、そんな作者的には、アニメを見たり小説を読んだりする時にも、普通の視聴者や読者とは少し違う視点に立つ事も多いのだが、そんな作者からすると「攻殻機動隊 S.A.C.」シリーズは出来が良すぎるので、嫉妬してしまう事になる訳だ。

と、いう事で、「攻殻機動隊 S.A.C」は、「典型的な」傑作になるので、その製作スタッフは作者が嫉妬してしまうくらい「良い仕事」をしたかもしれない。

もっとも、直木賞選考委員会の人達にしてみれば、この作品を受賞させる事は無い筈だし、作者的にも、それはそれで、無問題だと思う。

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