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DCT+は画質を向上させる

今は、Windows用AmuseGraphicsの開発フェーズで、次バージョンに実装するAGM形式用の各種処理について検討しているのだが、基本的には、処理性能を向上させようとしている。ただし、AGM-DCT+については、画質を向上させる方向で調整する。

AGM形式動画には、AGM-YV12/RGB/DCT/DCT+があるのだが、それぞれに存在意義があるので、この辺の構成については、変更する予定はない。

つまり、まず、AGM-YV12というのは、画像データをYV12形式で格納するので、画面映像の様なRGB映像をキャプチャーして動画化する場合には、RGB→YV12の変換分だけ画質劣化は発生するのだが、mp4/WebM等の一般的な動画形式の内部データがYV12相当である事を鑑みれば、最終的に一般動画に再エンコードする為に保存しておく動画形式としては、最高レベルの画質を確保できる形式になる。

更に、AGM-RGB形式については、画像データはRGB24形式で格納されているので、画面映像なんかについても無劣化で格納できる。なので、画面映像を静止画として使いたい場合にも、とりあえず、この形式でキャプチャーしておけば、後から使いたい場面を探してPNG形式で無劣化出力する、なんて使い方も出来る訳だ。

で、AGM-DCTについては、JPGなんかと同様のDCT変換を行なって圧縮率を上げているのだが、基本的には、Motion-JPEGと同様に、それぞれのフレームが独立してDCT変換される格好になっているので、ヘンテコな画質劣化は発生しない。

つまり、AGM-DCT形式というのは、画質的にはAGM-YV12/RGBよりも劣るのだが、圧縮率はそれなりにあるので、Motion-JPEGと同様に、それほど無理なく、長時間映像の編集用に使う事ができる訳だ。

そして、AGM-DCT+というのは、他形式とは異なり、mp4/WebM等と同様に、視聴用に使われる事を想定した形式になる。

と、いう事で、AGM形式では、基本的には、DCTが編集用、DCT+が視聴用に使われる事を想定していて、YV12/RGBは高画質保存向けの特別形式、みたいな感じになっている。

もっとも、AGM-YV12/RGBは特殊な映像圧縮を行わない事から、画質が良いばかりではなく、保存時のCPU負荷を低く抑える事も可能だ。

ただし、逆に、圧縮率が低い分、ストレージ速度がネックになるので、いくら圧縮用のCPU負荷が少ないからといっても、少し前までは、高解像度画面の高FPSキャプチャー用に使えるか、といえば、使える感じはしなかった。

しかし、最近は、高速SSDが普通に使われる様になってきているので、ストレージ速度がネックになる事は想定しなくて良くなったかもしれない訳だ。

なので、次バージョンでは、圧縮用のCPU負荷が少なくて済むAGM-YV12/RGBは、マルチスレッド動作を強化する事で、少なくとも、高速SSDが使える環境では、4k画面の60fpsキャプチャー用にも使える速度を出せる様にした。

つまり、次バージョン用の変更では、特に、AGM-YV12/RGBについては、4k画面の60fpsキャプチャーを想定した高速エンコードを可能にしたのだが、AGM-DCTについても、その画質は一般用途では十分に良いので、次バージョンでは、同様に、処理速度の向上を目指した訳だ。

これに対して、AGM-DCT+については、その他の形式と比べて、その方式上、エンコード負荷は他形式よりも高くならざるを得ない訳だ。

なので、画面を高速キャプチャーしたい場合なんかについては、画質に拘り、かつ、ストレージ容量に余裕があれば、AGM-YV12/RGBがお勧めになるし、そこまでの画質は必要ないか、ストレージ容量にあまり余裕が無い場合には、AGM-DCTがオススメになる。

つまり、AGM-DCT+をキャプチャー用に使う事が推奨されるのは、キャプチャー映像をAGM-DCT+形式でそのまま保持したい場合で、かつ、キャプチャー用のCPU性能に十分余裕がある場合に限られる訳だ。

と、言う事なので、どの道、AGM-DCT+は他形式と比べてエンコード時のCPU負荷が高くなるので、あまり無理してエンコード負荷を減らす努力をするよりは、少々、CPU負荷を増やしてでも、画質を向上させた方が得策か、という感じがした訳だ。

なので、次バージョンでは、AGM-DCT+については、少し画質重視の方向に舵を切るのだが、その結果としては、今の所、エンコード時のCPU負荷は2割増しになり、かつ、圧縮率は2割減になる感じだ。

その代わりとして、現行版と比べると、いくらなんでもこれは酷い、という映像はほぼ無くなる感じなのだが、DCT+というのは、画質が劣化するのを前提に圧縮率を稼ぐ方式なので、場面によっては、細かいノイズやブロックノイズが出てくるのは、現行版と同様ではある。

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