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新仕様を自問自答中

今日から、Windows用AmuseGraphicsの開発フェーズに入ったのだが、昨日書いた様に、まずは、1週間くらいかけて、AGM形式動画用の新しいモードを検討してみる事にしている。なので、まずは、新AGM形式の仕様を自問自答してみている。

AGM形式動画というのは、2009年にリリースしたAmuseGraphicsの初版の付属ソフトであった所のAG-デスクトップレコーダーの初版のバッファリングエンコード用コーデックが、その起源になっている。

で、何故、作者的には、そんなコーデックを開発したのか、というと、当時、普通に使えるコーデックをリアルタイムに使ってデスクトップレコーダーを作った場合、コーデックのエンコード負荷が重すぎて、録画可能なフレームレートが10FPS以下みたいな感じになってしまったからだ。

つまり、作者的な価値基準からすると、実用的なデスクトップレコーダーを提供するためには、より軽いコーデックが必須であったために、開発した、という事になる。

ただし、AG-デスクトップレコーダーの初版を開発した頃には、まだ、コーデックは開発できていたものの、それを格納するコンテナ部分については、開発できていなかった。

また、このコーデックは、今のAGM形式で言えば、AGM-RGB/YV12に相当するモノだったので、どの道、それを使ってエンコードされたファイルは永久保存版にする様な代物ではなく、キャプチャー終了後には、より圧縮率が高い別形式に再エンコードする、という前提だった。

なので、デスクトップレコーダーの初版には、自前コーデックを使ったバッファリングエンード機能は搭載したのだが、そのコーデックを使った動画ファイルを出力する機能は持たせなかった訳だ。

しかし、バッファリングエンコードというのは、キャプチャー終了後にエンコードが始まり、そのエンコードが終わるのを延々と待つ必要があったので、作者的には、使い勝手が悪かった訳だ。

それでも、未だに、AG-デスクトップレコーダーに関する質問をメールで貰うと、バッファリングエンコードを使っている人の割合が、結構、多いので、巷には、その程度の事は気にしない人も多いみたいではあるのだが、少なくとも作者的には、リアルタイムエンコードを使いたかった訳だ。

もっとも、コンテナを開発し、自前コーデックを使った動画ファイルとして出力できる様になったとしても、それを再生できる環境が無ければ意味はなかった。

なので、AG-デスクトップレコーダーのリアルタイムエンコードでAGM形式を利用できる様になるには、2010年4月のAG-ムービーカッターのリリースを待つ必要があった訳だ。

と、言う事で、AGM形式というのは、2010年当時、デスクトップレコーダーやWebカメラレコーダーでのリアルタイム録画用に手軽に使える軽い動画形式が存在しなかったが為に、誕生した動画形式という事になる。

しかし、それから7年近く経過した今現在、一般的なPCで使われるIntelのCPUの殆どにQSV機能が搭載される様になり、Windows/Macでも、それを使ったH.264エンコードが可能になっている。

そして、そのエンコードはハードウェアの支援を受けて行われるので、ソフトエンコードよりも軽く、フルHDの60FPSキャプチャーくらいなら、リアルタイム処理可能なくらい軽くなった訳だ。

と、言う事なので、AGM形式の当初の存在理由は、少なくとも最新のPC/Macでは、存在理由にならなくなっている訳だ。

なので、作者的には、そういう時代にあるべきAGM形式というのは何なのか、というのを自問自答しつつ、このタイミングで、新たにAGM4形式を開発しようとしている訳だ。

ちなみに、H.264というのは、圧縮率は高いし画質も良い。更に、エンコード負荷まで軽くなったとなると、ある意味、最強で、そんなコーデックに対抗しうるコーデックを個人で開発できる訳がない、と、思う人は賢いかもしれない。

しかし、現行のAGM形式にはAGM-RGB/AGM-YV12/AGM-DCT/AGM-DCT+があるのだが、画質でいうなら、AGM-RGB > AGM-YV12 >> AGM-DCT > H.264という事になる。

そんな馬鹿な、と、思う人もいるかもしれないのだが、H.264というのは画質が良いとはいっても、圧縮率を稼ぐために色々と小細工をしている訳だ。

つまり、どんなに高音質のMP3やAACファイルがあっても、音質的には至極単純なPCM形式、つまり、WAVファイルの方が上になるのと同じ事だ。

何が言いたいのか、というと、H.264は一般的な用途では最強になったかもしれないのだが、特定用途では、もっと良いコーデックはいくらでも考えられるし、個人で開発するのも容易な訳だ。

と、言う事なので、作者的には、新しいAGM形式を開発する予定なのだが、その必要条件としては、少なくとも特定用途では、ハードウェア支援付きH.264よりも使い勝手が良いモノにする必要がある。

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