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HiDPI対応は更に進化

今は、Windows用AmuseGraphicsの開発フェーズで、一応、予定していた新機能の実装は終わったのだが、この前リリースしたWindows用Mirror-DTC Ver1.3.1では、AmuseGraphics Ver1.3.1 Update Packよりも高度なHiDPI対応を行っている。なので、この方式も適用する。

Wikipedia の「MacBook Pro」によると、2012年6月11日に、MacBook Proには最初のRetinaディスプレイモデルが登場している。

で、MacBook Proというのは、数少ないMacのラインナップの中の主要モデルの一つになる訳なので、Macについては、2012年6月11日以降、フルHDを越える解像度のモニターが普通に使われる様になってきた、と、言える訳だ。

実際、作者が今年購入したMacBook Pro 15インチ 2016モデルも、上記の初代Retina MacBook Pro 15インチモデルと同じ画面サイズと解像度を持っているし、今、新品のMacを購入しようとすると、MacBook Proばかりではなく、iMacや無印MacBookでも、その多くのモニターはRetina相当になっている。

と、いう事で、Macについては、2012年以降、Retina化、つまり、HiDPI化が順調に進み、今では、HiDPIが標準扱いになっているのだが、Windows PCについては、HiDPI化は順調に進んでいる、とは言い難い筈だ。

まあ、マイクロソフト社のSurfaceシリーズについては、Wikipediaの「Microsoft Surface」によると、2014年6月20日のSurface Pro 以降のモデルについては、フルHDを越える解像度を持った液晶が搭載されているので、HiDPI化されている、と、言えなくはない。

しかし、昨日書いた様に、量販店で普通にPC用の液晶モニターを購入しようとすると、その殆どはフルHDタイプになっている訳だ。そして、4kモニターが見つかっても、そのサイズは30インチだったり、40インチだったり、50インチだったりする。

つまり、そういうモニターは、解像度は4kでも、HiDPIモニターとは言い難い訳なのだが、何故、Macでは普通に使われているHiDPIモニターがWindows PCでは普及してこないのか、というと、ソフト的なHiDPI対応が進んでいないからだ。

具体的には、Windowsでも、「ディスプレイ設定」には、「テキスト、アプリ、その他の項目のサイズを変更する」、という設定項目があって、この項目を100%よりも大きくすると、HiDPIモニターにも対応可能な筈なのだが、実際には、この値を100%以外にすると、問題が出る事も多い訳だ。

実際、作者が最初にHiDPI対応を行ったソフトはMirror-DTCになる筈なのだが、これは、前述のSurfaceシリーズを購入したユーザーから、クレームが来たりしたからだ。

つまり、Surfaceシリーズの液晶は小さいにも関わらず、解像度は高いので、必然的に、前述の項目は200%だとかの値に変更されるのだが、この値が変更されると、HiDPI対応を行っていないソフトには、OSから嘘の情報が渡される訳だ。

具体的には、2160x1440の解像度を持っているSurface Pro 3で、前述の値に200%が設定された場合、HiDPI対応前のMirror-DTCサーバーでは、OSに画面の解像度を問い合わせると、1080x720しかない、と、報告されていた訳だ。

このため、Mirror-DTCサーバーはSurface Pro 3ではマトモに動作しなかった訳なのだが、実際の所、大昔に開発されたソフトも普通に使われるWindowsでは、HiDPI対応されていないソフトが使われる事も至って普通だ。

つまり、赤信号みんなで渡れば怖くない、みたいな感じで、上記の様な問題が出ても、実際の所としては、MIrror-DTCサーバーが悪いのではなく、Surface Proが悪い、という感じになる訳だ。

なので、WindowsでもHiDPI化を推し進めたい筈のマイクロソフト製PCは兎も角として、その他のメーカー製PCでは、多くの場合、そういうユーザーからのクレームを恐れて、前述の設定を100%にしても使用できるDPIのモニターを搭載してきている訳だ。

と、いう事なので、Windowsでは、Macと違ってHiDPI化は順調には進んでいない感じなのだが、作者のMacBook Pro 15インチモデルの解像度は2880x1800ある訳だ。

そして、BootCampでWindows10もインストールしてある訳なのだが、Macユーザーの多くは、作者と同様に、Windowsも使っている。

なので、今現在は少し変な状況が発生している筈で、Windowsの純正ユーザーの多くはHiDPI対応は不要な筈なのだが、PCシェアが1割程度はあるMacユーザーは、WindowsのHiDPI対応が必要になっている訳だ。

と、いう事で、今現在、HiDPI化されたWindowsマシンに占めるMacの割合はかなり高い筈なので、作者がWindows信者なら、マカーの為にHiDPI対応なんかやってられるか、みたいな事をいう事になるかもしれない。

しかし、実際には、作者は15年くらい前からWindowsとMacの両刀使いで、今年購入したMacBook Pro 15インチモデルでWindows10を快適に使うためには、少なくとも自製ソフトのHiDPI対応は行っておく必要がある訳だ。

ちなみに、AmuseGraphics Ver1.3.2では、今現在公開してあるUpdate Packでも行っているHiDPI対応から、何が進化するのか、というと、Windows8.1以降では、DPI変更後にサインアウトしなくても、そのDPIが普通に適用される様になる。

そんなの当たり前でしょ、と、思うかもしれないのだが、Windowsでは当たり前ではなくて、HiDPI対応は、一応、Windows7時代から可能だったのだが、その頃のAPIを使っていると、ユーザーがDPIを変更しても、次にサインインされるまでは、その設定がソフトに通知されない訳だ。

で、AmuseGraphicsはWindows7にも対応するので、API的には、Windows7でも利用可能な前述のAPIを使用していたのだが、今回、Windows8.1で追加されたモニター毎のDPIを調べられるAPIを使う格好にしたので、設定変更後のサインアウトを不要に出来た訳だ。

既にWindows8.1の時代が終わり、Windows10時代の方が長くなっている昨今、ユーザー的には、そんなの当たり前でしょ、と、思うかもしれないのだが、シェア的には、未だにWindows10よりもWindows7の方が高い訳だ。

なので、Windows7で使えないAPIは普通の格好では使えないので、実装は面倒になる訳だ。

作者的には、前回のMirror-DTC Ver1.3.1で、その方法を確立したので、AmuseGraphicsでも、その処理コードを移植して使える様になったのだが、Windows7が現役であり続ける限り、いくら最新のWindows10用に優れたAPIが提供されても、普通は、使われない筈なので、Windows PCは、中々、進化しない訳だ。

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