AG-Webカメラレコーダー Ver1.3.2を公開
Ver1.3.2では、制限指定に[自動再開]を追加しました。この機能を利用すると、録画ファイルのサイズを制限しつつ、複数ファイルに跨る長時間録画が行えます。AGM形式での録画時用にはデータフラッシュ機能を追加し、録画中ファイルの再生を可能としています。
[自動再開]機能は、長時間録画に対する要望が多かった事から追加した機能になります。
この機能を利用すると、従来版からある「最大録画時間を指定」/「最大出力サイズを指定」による制限が発生して録画が終了した場合に、引き続き、同じ録画条件で次の録画を自動的に開始させる事が出来る様になります。
その結果、例えば、「最大録画時間を指定」で24時間を指定しておけば、24時間毎に一旦録画を終了させ、次の24時間分の録画を自動的に開始させる事が出来る様になりますので、録画/再生不可能なファイルサイズになる危険性を回避しつつ、実質的には、ストレージ容量が許す限りの長時間録画が可能になります。
また、自動再開機能には、古いファイルを削除させるオプションもありますので、ストレージ容量に不安がある場合にも、古いファイルを順次削除させる設定を行っておけば、常時、連続録画を行わせておく事も可能になります。
例えば、「最大録画時間を指定」で24時間を指定し、「古いファイルを削除」オプションの最大ファイル数を2に設定しておけば、常時、連続録画させておいても、ストレージには、一つ前の24時間分の録画ファイルと現在録画中のファイルしか保存されませんので、大規模なストレージ容量を確保しておく必要がなくなります。
ただし、録画中のファイルは、通常は、再生できません。このため、直近の録画内容を確認しておきたいものの、録画は規定時間分連続して行わせておきたい、という様な場合には、通常は、一回分の録画時間を長くする事は出来ません。
このため、AGM形式での録画時には、録画ファイルに対するデータフラッシュを行える機能も追加しました。
この機能を利用すると、その時点で録画を終了した場合に書き込まれる録画情報が録画中ファイルに書き込まれますので、録画を継続しながら、その時点までの録画内容を再生出来る様になります。
ただし、録画用の書き込みは継続されますので、通常の動画プレイヤーでは再生は可能になりません。再生を行う為には、同梱のAGMPlayerか、同じくAmuseGraphicsファミリーソフトであるAG-ムービーカッターを動画プレイヤーとして使う必要があります。
単一の録画ファイルには、どの程度の長時間録画が可能か、については、選択する出力形式やその設定に依存しますので、お知りになりたい方は、利用したい設定を行った上で、実際に録画を行って確認してみて下さい。
AGM形式動画の場合には、その仕様上、最大フレーム数の制限が最も早く問題になるかもしれません。この仕様制限により、AGM形式動画は、30FPSでの録画時には、連続録画可能な最長時間は、丸3日程度になります。録画用のFPSを下げれば、この問題は回避できますが、長時間録画時には、その他の問題が発生する可能性もあります。
また、例え録画が行えても、そのファイルを再生可能な動画プレイヤーは存在しないかもしれませんし、再生できたとしても、位置合わせの精度不足から音ズレが発生するかもしれませんので、何れにしましても、単一ファイルに対する、あまり長時間の連続録画は、お勧めできません。
なお、Ver1.3.2では、AmuseGraphicsファミリーソフトの共通改良項目として、AGMエンコーダーの並列化推進による高速化、HiDPI対応の強化を行っておりますので、AG-Webカメラレコーダー Ver1.3.2についても、これらの改良は行われています。
AG-Webカメラレコーダー Ver1.3.2は以下にリンクを張ったAmuseGraphicsのホームページからダウンロードできます。