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今時、DirectShowって?

今は、Windows用AmuseGraphicsの開発フェーズで、既に、最終的な動作確認を行っている段階なのだが、今回の配布パッケージには、AGM-オーディオミキサーとAGM-ビデオミキサーも追加する。これらは何に使えるの? と、思う人も、いるかもしれないのだが。

AGM-オーディオミキサーというのは、文字通りのオーディオミキサーなのだが、その入力元はCoreAudioデバイスで、出力はDirectShowになる。

なので、ハードウェアを持たず、DirectShowのオーディオソースとして仮想的に構築されている音声デバイスは入力元にはならないのだが、自身の出力はDirectShowのオーディオソースとして出力している。

AGM-ビデオミキサーというのは、複数のビデオ映像を一つの仮想スクリーンに配置してその仮想スクリーン映像を出力するソフトで、入力はAG-Webカメラレコーダー/AG-デスクトップレコーダーのモニター出力になるのだが、出力は、やはり、DirectShowになる。

前述のモニター出力インタフェースは独自インタフェースなので、入力元となるのは、前述の二つのみなのだが、AG-Webカメラレコーダーは複数のWebカメラが接続されていれば、複数のモニター出力が可能になるので、AGM-ビデオミキサーを使えば、デスクトップ映像なんかとそれらをミキシングする事が可能になる訳だ。

で、DirectShowというのは、Windows98の頃から、Windowsに標準搭載されているインタフェースなのだが、Windows Vista以降では、その後継としてMedia Foundationが提供される様になったので、 最近では、時代遅れのインタフェース、みたいな所もある。

しかし、少なくとも現時点では、Media Foundationは拡張性にかけるので、DirectShowでは可能な仮想デバイスの提供も行える状況ではない。

まあ、カーネルドライバを開発すれば、構築も不可能ではない筈なのだが、64Bit版Windowsでは、署名問題があるので、実質的には、個人開発者がカーネルドライバを開発する事は出来なくされている訳だ。

と、いう事なので、作者的には、未だに、DirectShowを使っている訳なのだが、この辺の事情は作者だけの問題ではないので、世の中的にも、DirectShowは使われ続け、その影響から、Media Foundationは中々広まらないので、Media Foundationの機能が拡張される事もない、という悪循環が生まれている、のかもしれない。

しかし、少なくともマイクロソフトは、従来のDirectShowをサポートしていたアプリから、Media Foundationベースのアプリに切り替えてきているので、その事もあって、最新のアプリは使いものにならない、と、悪評しか聞こえない状況になっている訳だ。

具体的には、昔からあるWindows Media Playerでは、DirectShowフィルターが使われるので、AGM形式動画の様に、DirectShow用にデコーダーが提供されている動画や、DirectShowが自動サポートするので、より古いVideo For Windows用のデコーダーが提供されている動画も再生可能なのだが、最新のアプリでは、それらはサポートされない。

なので、Windows10では、拡張子がAVIの動画なんかをダブルクリックすると、多くの場合、数秒またされた挙句、再生できない旨の表示が行われる筈なのだが、より古いWidnows Media Playerを手動で起動すれば、再生可能となる場合も多い筈だ。

と、いう事で、DirectShowというのは、マイクロソフト的には無かった事にしたいのかもしれないのだが、その後継である筈のMedia Foundationには拡張性が皆無なので、未だに、多くの一般ソフトでは使われ続けている訳だ。

そして、より重要なのは、AG-デスクトップレコーダーとAG-Webカメラレコーダーの音声入力インタフェースはDirectShowベースになっている、という事だ。

つまり、少なくともこれらでは、AGM-オーディオミキサーの出力を音声入力と出来るので、AGM-オーディオミキサーを使えば、これらの音声は、PCの出力音声とマイクを任意の比率でミキシングしたモノ、なんかに出来る訳だ。

また、AG-Webカメラレコーダーの映像入力も、DirectShowベースになっているので、AGM-ビデオミキサーの出力は、Webカメラの代わりに、AG-Webカメラレコーダーに入力する事が可能だ。

と、いう事なので、今時のマイクロソフト製アプリの多くは、AGM-オーディオミキサー / AGM-ビデオミキサーの出力音声/映像を受け取らないかもしれないのだが、少なくとも、AG-WebカメラレコーダーとAG-デスクトップレコーダーでは使えるので、AmuseGraphicsの付属ソフトとしては、それだけでも十分、という所もある訳だ。

もっとも、自製ソフトだけを対象にするのであれば、ワザワザ、DirectShowを使わなくても、現行版のモニター機能の様に、自前のインタフェースを使った方が簡単ではあるので、作者的にも、これらについては、別ソフトでも使われる事を想定してはいた。

しかし、前述の様に、マイクロソフト的には、DirectShowは終息の方向な感じなので、今後とも、マイクロソフトには期待できない感じだし、今更、Windows用にソフトを開発する若者がどれだけいるのかも疑問だ。

と、いう事なので、将来性については疑問符もつくのだが、AGM-オーディオミキサーとAGM-ビデオミキサーの出力はAG-WebカメラレコーダーとAG-デスクトップレコーダーでは使えるので、少なくともAmuseGraphicsでは、それらのミキシング機能には使い道がない、なんて事にはならない筈だ。

ちなみに、AGM-オーディオミキサーについては、前述の様な、ループバック音声とマイク音声の同時収録を行う、という様な使い道がすぐに思いつくのだが、AGM-ビデオミキサーについては、そういった使い道が思いつかない、と、いう人も多いかもしれない。

作者的には、元々は、スカイプ用に使えるかなあ、と、思っていたのだが、スカイプというのは、今となってはマイクロソフト製品なので、古いバージョンでは使えても、今後のバージョンでは使えなくなる可能性も高い。

それでは、それ以外の使い道としては何があるのかというと、今の所、ブラウザからWebカメラを要求された場合には、その代用品として使える筈なのだが、より確実なのは、AG-Webカメラレコーダーの入力として録画ソースにする事だ。

問題となるのは、どういうシチュエーションでそれが必要になるのか、という事なのだが、最も単純な使い道としては、複数のWebカメラ映像を一つの動画ファイルに同時収録しようとする場合には、便利に使える筈だ。

つまり、今回のAG-Webカメラレコーダーは監視カメラの映像録画用に、長時間録画を考慮した作りに改良したのだが、普通、監視カメラというのは複数台になる事も多く、それらの映像は一つの動画にしてしまった方が見るときにも便利な筈なのだが、AGM-ビデオミキサーとAG-Webカメラレコーダーを使えば、そういう動画も、簡単に録画可能になる訳だ。

作者個人としては、二つのWebカメラで同じ被写体を違う角度から同時撮影する事で、立体視可能な動画を作成してみようか、なんて事も、思っているのだが。

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