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一線は越えない事にする

今は、営業活動強化期間にしていて、まずは、MasterReversiのHPコンテンツを増強しようとしている。で、その一環として、EdaxをGUI操作可能にするソフトを公開しようとしているのだが、Bookの扱いについては、一線は越えない事にした。つまり、Edax用を使う事にする。

MasterReversiで対局結果をBookに反映させようとした時、その方法は、二つある。

それらは、「管理」-「Bookデータ」メニューにある、「この対局を学習」と「この対局を登録」になるのだが、巷のリバーシソフトの場合、Book登録時には、普通は、「この対局を学習」相当の処理を行っている。

で、「この対局を学習」では何をやっているのか、というと、対局中に発生した全ての局面に対して、評価関数で最善手の検索を行い、その最善手が実際の対局で打たれた着手と異なった場合には、その最善手とその評価値も、Bookに登録する格好になっている。

これに対して、「この対局を登録」では、対局中に発生した局面に対する評価関数での評価は行わずに、実際の対局結果に基づく対局結果のみをBook値として登録している。

その結果として、「この対局を登録」では、対局結果の局面に至る局面が登録された後、所謂、Negamax処理が行われるだけなので、全局面で評価関数による評価を行う「この対局を学習」と比べると、圧倒的に、高速に、処理が終わる。

にも関わらず、巷のリバーシソフトの殆どでは、「この対局を学習」、相当の処理を行っているのだが、これは、登録される対局で最善手が打たれている事を期待していないからだ。

つまり、対局結果をそのままBookに登録する格好にすると、悪手が打たれている手筋で、たまたま勝てている場合には、その手筋が最善進行としてBookに登録される格好になるので、そういう事態を避ける必要がある訳だ。

具体的には、対局中の全局面について、最善手を評価関数で算出し、その評価値も登録する格好にしておくと、例えば、対局で打たれた酷い着手以外にも、評価関数が最善と判定した着手候補も、同時にBook登録される格好になるので、Nagamax処理後には、その局面は、評価関数による評価に基づくBook値を持つ局面として認識される格好になる訳だ。

と、いう事で、非最善の手が打たれているかもしれない対局内容をBookに登録しようとする場合には、前述の様な評価関数による評価も同時に登録しておかないと、Book値が信用できなくなるので、巷の多くのリバーシソフトは、前述の様な処理を行っている訳だ。

にも関わらず、MasterReversiの場合、基本的には、「この対局を学習」を使う事は推奨しておらず、もう一つの登録方法である所の「この対局を登録」を使う事を推奨している。

これは何故なのか、というと、MasterReversiのBookというのは、少なくとも標準添付版については、WZebraなんかの強豪リバーシソフトとMasterReversiとのエンジン対局や、自らのセルフ対局での、「真剣勝負」を登録する格好で作成しているからだ。

つまり、登録しようとする対局では、その全局面で、既に、お互いの評価関数等による最善手が選択されている訳なので、それらの局面で、再度、評価関数での評価を行ってみても、多くの場合、無意味になる訳だ。

更に言えば、もし、MasterReversiの評価関数の精度がWZebraのソレよりも劣っているがために、MasterReversiがWZebraとの対局で負けたとすると、その対局結果をMasterReversiの評価関数で評価した結果をBookに登録する、なんてのは、ナンセンスな訳だ。

と、いう事で、作者的には、強豪ソフトとの対局結果をBookに登録する場合、評価関数での評価値を付加するというのは、ナンセンスで、そんな事をすると、本来なら、評価関数では検出できなかった最善進行が登録される筈だったBookに、評価関数による間違った最善進行が登録される可能性が高くなる弊害がある、と、考えている訳だ。

まあ、評価関数によって登録された間違った最善手は、それ以降も対局結果の登録を地道に行ってゆけば、最終的には、対局結果で上書きされて消される事になる筈なのだが、それまでは、その最善手とBook値は、作者的には良く書いている、「爆弾」、という事になる訳だ。

と、いう事なので、局面評価値をそれほど信頼しない作者的には、Bookに評価関数が検出した最善手とその評価値を登録する事に対しては否定的なのだが、EdaxのBookというのも、そういうタイプのBookになっているる

なので、MasterReversiとのエンジン対局中に、Edaxに、対局結果をBookに登録させる格好にして様子を見ているのだが、100対局程度では、Edaxは、強くなってくれない。

しかしまあ、だからといって、MasterReversiのBookをEdaxに使わせてしまうと、MasterReversiとの対局ではDrawばかりになってしまうので、やはり、Bookについても、EdaxにはEdax流を貫いてもらうことにした訳だ。

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