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プレミアムアイテムにする

ここの所、MasterReversiのFFO性能を向上させていたのだが、FFO40-59については大幅な高速化が行えたものの、FFO60-79については、あまり性能が上がらず、Edax4.4のAVX2版には届いていない。しかし、時間切れなので、プレミアムアイテムとして公開する事にする。

問題となっているFFO76/77については、内部的な検索状況についても把握済みなのだが、双方とも、最善手の最善値探索は早期に終了している。

具体的には、現状、FFO76は40分程度、FFO77は20分程度かかっているのだが、最善手の最善値は、それぞれ、10分/5分以内には、正しい値を探索できている。

にも関わらず、それから延々と探索が終わらないのは、その他の着手の最善値がその値以下となる検証に時間がかかっているからだ。

で、MasterReversiの場合、そういう探索では、少なくとも初期段階では、より深い局面に分割せずに、それぞれの着手について個別のスレッドを割り当てて並列処理させている。

なので、それらの処理に時間がかかるのは、単純に、それらの探索時には、評価順の並べ替えが正しく行えていない、という事が考えられる訳だ。

その結果として、これらについては、βカットが発生するかもしれない局面についても複数のスレッドを割り当てて探索を行っている現行版の方が、そういう、一見、無駄な探索を行っていない改良版よりも高速に処理が終わったりする訳だ。

と、いう事なので、これらを高速化したければ、また、評価データの更新作業を行ったりする必要がありそうなのだが、FFO60-79についても、全項目でMRSolverがEdax4.4のAVX2版に負けている訳でもない訳だ。

具体的には、個別項目としては、以下の様なモノもある。

           Edax    MRSolver

FFO65   82秒      28秒

FFO68  265秒     190秒

FFO73  122秒      87秒

FFO74  688秒    555秒

FFO75 1021秒  700秒

と、いう事で、FFO60-79についても、上記項目を見ていると、MRSolverの圧勝になる訳なのだが、この違いは、各種処理コードの性能の違い、というよりは、やはり、評価精度の違いによるモノだと考えられる訳だ。

何故なら、より評価が楽な筈のFFO40-59では、全般的にMRSolverが優勢ではあるのだが、上記ほどの差が付く項目は無いからだ。

つまり、FFO40-59の評価では、双方ともに評価順の並べ替えには大きなミスは存在しないので、各種処理コードの性能差がそのまま探索時間に反映されるのに対し、FFO60-79については、評価順の並べ替えミスが頻繁に発生するので、そのミス数の違いが探索時間の違いとなって表れていると考えられる訳だ。

そして、上記を見る限り、評価精度に定評があるEdaxにしてみても、FFO60-79の幾つかの項目では、評価精度的に、MRSolverの後塵を拝している、と、考えられる局面もある訳だ。

と、いう事なので、MRSolver的にも、全ての局面で満遍なく高精度の評価を行える様にするのは難しそうなので、とりあえず、現状、問題となっているFFO76/77については、現状の評価データとの相性が悪い、という事で諦める事にした訳だ。

もっとも、この二項目については、Edaxよりも、かなり、遅くなるのだが、2倍も遅い訳ではないので、実際問題としては、致命的という訳でもない筈だ。

何故なら、そんなに速度に拘るのなら、MRSolverの場合、高性能PCを二台以上用意すれば、MRWorkerを使ったネットワーク分散処理も行えるからだ。

と、いう事で、少なくとも、FFO40-59の結果を見る限る、改良中のMRSolverの処理性能は向上しているので、このバイナリには意味があるのだが、こちらについても、2倍も高速化されている訳でもない。

そして、FFO60-79を見る限り、全般的な処理時間は短縮されているものの、並列演算処理を微調整した関係で、現行版よりも処理性能が劣化している項目もある訳だ。

と、いう事なので、AVX2命令を使わず、並列演算処理の微調整のみを行ったバージョンを作成すれば、AVX2命令が使えないPCでも、8スレッド動作時のFFO40-59の処理性能は向上するのだが、その場合、AVX2命令を使った高速化ルーチンによる底上げが期待できない分、FFO60-79の処理性能低下項目の劣化はより目立つ事になる。

なので、今回は、非AVX2版のリリース、つまり、MasterReversiの次バージョンのリリースはヤメにする事にした。

で、そもそも、今は営業活動強化期間な訳なので、改良したAVX2版については、EdaxBoardと同様にプレミアムアイテムとして、レジストキーの購入者だけが使える格好にする事にするのだが、具体的なやり方については、まだ考えていないので、公開は来週の半ば以降になりそうだ。

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