後は、完成させるだけ
今はAmuseGraphics Ver1.4.0の開発中で、変更作業の最後として、デスクトップレコーダーの変更に入ったのだが、まだ作業量は多い。しかし、完成形は見えた感じなので、後は、これを完了させ、AmuseGraphics本体等についても完成度を上げれば、リリースできる感じだ。
AmuseGraphicsの配布パッケージにあるreadme.txtの変更履歴を見てみると、正式リリースの初版から現行版である所のVer1.3.2までに、10個のバージョンしか存在しなかった事が分かる。
10個もあれば多いじゃないか、と、いう声も聞こえてきそうなのだが、初版リリースは2009年の10月23日なので、バージョンアップは1年に1回あるかないか、という感じになる訳だ。
更に細かく見て行くと、2009年と2010年と2011年にはバージョンアップがあるのだが、その次のバージョンアップは2013年になる。そして、その次のバージョンアップは2015年になる。
と、いう事で、AmuseGraphics的には、2012年と2014年にはバージョンアップが無かった事になるのだが、2015年以降は、毎年1回の割合でバージョンアップが行われている。
で、作者製ソフトとしては、この前リリースしたVer1.4.0でシェアウェア化したMirror-DTCがあるのだが、これについても、初版リリースは2009年で、Ver1.4.0までに存在していたバージョンは12個だった。
なので、AmuseGraphicsよりはバージョンアップ回数が若干多いのだが、これについても同梱のREADME.txtを見てみると、AmueGraphicsとは異なり、2012年には2回のバージョンアップがあったのだが、やはり、2014年にはバージョンアップが行われていない。
で、作者製ソフトには、MasterReversiもあって、コレの初版リリースは2007年の暮になるのだが、readme.txtを見てみると、今年リリースした分を除くと、去年までに存在したバージョンは12個だった訳だ。
しかし、MasterReversiについては、2014年にバージョンアップが行われており、その内容としては、かなり重要な並列演算方式の改良だとか64Bit命令への最適化による処理性能の高速化、だった訳だ。
と、いう事で、2012年はMirror-DTCの年、2014年はMasterReversiの年、だった感じなのだが、このブログのカテゴリにあるバックナンバーを見てみると、2014年には、Windows版以外のMirror-DTC関連のリリース記事が幾つか見つかる。
なので、実際の所としては、2014年の前半はMasterReversi、後半は、Mirror-DTCの非Windows版の開発に従事していた感じになる。
上記を見ていると、やはり、AmuseGraphicsに関しては、あまり積極的なバージョンアップが行われてきていない感じなのだが、これは、AmuseGraphicsについては、2011年くらいには、一応、完成の域に達していたから、かもしれない。
にも関わらず、2013年にバージョンアップが行われたのは、AGM-DTC+とAGMPlayerを追加したからで、2015年にバージョンアップが行われたのは、MediaFoundationによるMP4動画の再生/出力に対応したからだ。
更に言えば、2015年のバージョンアップでは、2014年にバージョンアップしていなかった分、Desktop Duplication APIへの対応だとか、HiDPI対応だとか、AGM形式用の処理コードの高速化なんかも行われているので、バージョン番号は、従来のVer1.2.xからVer1.3.0に上げている。
と、いう事で、AmuseGraphics的には、2015年の暮に行われたVer1.3.0へのバージョンアップが非常に重要で、このバージョンアップによって、新世代に移行した、と、言えなくもない訳だ。
で、それ以降、AmuseGraphicsについても、毎年1回のペースでバージョンアップしてきているのだが、2016年のバージョンアップでは、AG-デスクトップレコーダーにウインドウ録画機能が追加され、同時に、モニター出力機能とAGMPlayerでの追いかけ再生機能も追加されている。
なので、2016年のバージョンアップでは、結構な、機能追加が行われた訳なのだが、その次の2017年のバージョンアップでは、目に見える機能追加としては、AG-ムービーカッターとAGMPlayerへのシークプレビュー機能の追加くらいかもしれない。
もっとも、実際には、Windwos10で追加された新しいPer-Monitor DPIに対応させたり、2chを越える音声再生デバイスに対するループバック録音を可能にしたり、規定の音声再生デバイスの動作中切り替えに対応させたりもしている。
つまり、多くの人にとっては無関係かもしれない部分の改良が行われたりもしている訳だ。
更に、2017年のバージョンアップでは、AGM Converter/Audio Mixer/Video Mixerなんかの新規ソフトが追加されているのだが、これは何故なのかというと、最早、既存部分には殆ど改良の余地がなかったから、という所もあったかもしれない。
にもかかわらず、AmuseGraphicsは、今年も、バージョンアップが行われるのだが、変更内容は、既に書いてきた通りだ。
つまり、2015年以降のバージョンアップと比較すると、変更量的には、少ないかもしれないのだが、結構、本質的な部分での改良が行われるので、質的には、それなりに重要なバージョンアップにはなる筈だ。
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