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仮想デスクトップでウインドウ録画

今は、Ubuntu環境用の自製ソフト環境を拡充しようとしていて、その第三弾となるデスクトップ録画ツールについても、とりあえず、完成させたので、使い込みしつつ、必要に応じて微変更したりしている。仮想デスクトップ環境では全画面動画のウインドウ録画が便利だ。

「仮想デスクトップなんて、何の役に立つんだ?」、なんて事を思う人は多いかもしれない。何故なら、仮想デスクトップというのは、大昔からLinux系のOSには搭載されていたし、Macでも、10.5から、つまり、2007年から搭載されたのだが、Windowsでは、95の時代からフリー/シェアウェアとして、そういう機能を実現するソフトが多数存在していたにも関わらず、公式版が登場したのはWindows10からなので、2015年から、という事になるからだ。

つまり、そんなに便利な機能なら、もっと早くから搭載されていた筈なのだが、実祭には、全世界の90%程度のPCで稼働するOSである所のWindowsでは、20年以上前から技術的には実現可能であったにも関わらず、正式採用されたのは2015年からだった訳だ。

なので、仮想デスクトップというのは、それだけ、必要がない機能、と、認識されていた、という事になる訳なのだが、実際の所、作者的にも、macOS用のMirror-DTCクライアントを開発してからは、複数のMirror-DTCクライアントをフルスクリーン表示する為にMac環境では使い始めたのだが、それまでは、殆ど、使う事はなかった。

その理由は、色々なウインドウを別のデスクトップで開いてしまうと、混乱する事も多かったからだ。

似た様な話としては、デュアルディスプレイ環境というのは「マウスカーソルを探すのが大変な環境」みたいに言われる事もあるのだが、仮想デスクトップの場合、「開いたウインドウが何処のデスクトップにあるのかを探すのが大変な環境」になる訳だ。

と、言う事なので、作者的にも、仮想デスクトップはあまり使って来なかったのだが、最近は、全画面動画を表示させておく為に、別のデスクトップを使う事が増えている。

これは、特に、今現在はメイン環境にしているmacOSの場合、デスクトップの切り替えがトラックパッドのスワイプだけで行えるので、一つのデスクトップで最小化/通常表示に戻す、みたいな事をやるよりも、デスクトップを切り替える方が楽だからだ。

また、Windows10 / Ubuntuでも、仮想デスクトップの切り替えは一回のキーボードショートカットで行えるので、やはり、一つのデスクトップで表示状態を変更するよりも楽になるケースも多い筈だ。

と、言う事で、仮想デスクトップというのは、作業内容ごとにデスクトップ環境を使い分ける、という、本来の目的で使おうとすると混乱する事になるかもしれないのだが、もっと単純に、特定のアプリは作業用とは別のデスクトップに置く、みたいな使い方なら、便利に使えるかもしれない。

具体的には、Mirror-DTCクライアントの全画面表示用に別のデスクトップを作成する、だとか、動画再生用に別のデスクトップを作成する、みたいな使い方なら、混乱する事もなく、便利に使えるかもしれない。

で、今日の本題は、そういった別デスクトップにある、アプリのウインドウ録画の話になるのだが、ウインドウ録画は、Windows環境用のAG-デスクトップレコーダー、macOS環境用のTiExtender、Ubuntu環境用のTiDesktopRecorderの全てで可能にしてある。

で、巷の録画ツールの中には、ウインドウ録画というのは、そのウインドウが存在している領域を録画する機能、みたいな定義になっているモノもある筈なのだが、作者製のツール的には、ウインドウ録画というのは、そのウインドウがデスクトップ上で見えなくなっても録画できる機能、みたいな定義になっている。

なので、例えば、YouTube動画なんかについては、録画をウインドウ録画として開始してしまえば、別のデスクトップに移動して別作業を行いつつ、録画を継続させる事も、少なくとも理屈の上では、可能な訳だ。

ただし、Windows環境で実際にYouTubeの動画をウインドウ録画してみた所では、ブラウザとしてEdgeを使うと、別デスクトップに移動するとEdgeが映像のレンダリングを止めてしまうので、ウインドウ録画映像も停止してしまう。

Chromeでは、そういう事は無いのだが、全画面表示では、色々と特殊な事をやっている様で、全画面表示状態のウインドウをウインドウ録画して別デスクトップに移動すると、一応は、録画出来るのだが、元のデスクトップに戻ると、多くの場合、ウインドウ状態が変化した、という事で、録画は終了してしまう。

Firefoxの場合には、そういう問題はないので、全画面表示のYouTube動画もウインドウ録画出来る。しかし、Windows環境でのウインドウ録画では、解像度が高いとフレームレートが低下しがちなので、ウインドウ録画は、全画面表示ではなく、通常の小窓表示を領域指定するのが望ましいかもしれない。

と、言う事で、Windows環境でも、Chrome/Firefoxでなら、別デスクトップにあるYouTube動画をウインドウ録画出来るので、録画しながら、別作業も行える。特に、AmuseGraphics Ver1.4.0で追加したプレビューウインドウというのは、こういう状況で、録画中の映像を表示できるようになっているので、作業中に録画内容が気になる場合には、このプレビューウインドウを開いておく、という事も出来る。

で、macOS環境では、不思議な事に、仮想デスクトップでの動画再生では逆転現象が起きている。具体的には、普通に鑑みれば、どうせ見えない映像ならレンダリングしないのが消費電力的には望ましいので、Windows環境用のネイティブブラウザである所のEdgeでは、前述の様に、動画映像がカレントデスクトップから外れるとレンダリングを止めていたのだが、macOS環境では、ネイティブブラウザである所のSafariはレンダリングを停止しない。にも関わらず、Chrome/Firefoxはレンダリングを停止してしまう訳だ。

なので、macOS環境で、別デスクトップにあるYouTube動画を録画したければ、ブラウザとしてはSafariを使う必要があるのだが、Ubuntu環境では、ネイティブブラウザである所のFirefoxでも、Chromeでも、特に問題なく、普通のウインドウ録画ばかりではなく、動画領域を全画面表示した場合にも、その領域をウインドウ録画する事が可能だ。

更に言えば、Windows/macOSの場合、ウインドウ録画では、処理性能が落ちるので、録画領域の解像度が高いと30FPSでの録画でも、フレーム落ちが出る場合があるのだが、Ubuntu環境では、そういった性能低下もない。

問題点としては、Chromeでは、デフォルト設定で、「ハードウェアアクセラレーションが使用可能な場合には使用する」がチェックされているのだが、この状態だと、ウインドウ録画出来ない環境も多いかもしれない、という事だ。

ただし、上記の設定は、Chromeの設定-詳細設定でチェックを外す事が出来るので、Chromeでウインドウ録画が出来ない場合にも、設定を変更すれば、録画は可能になる。

もう一つの問題としては、Ubuntu16.04LTSの場合、動画再生を全画面表示にしてしまうと、TiDesktopRecorderのダイアログが隠されてしまうので、ウインドウ録画の開始処理が出来ない、というモノもある。

ただし、この問題についても、Alt+TabでTiDesktopRecorderを選択すれば、この状態でもダイアログは表示されるので、操作が分かりづらいかもしれないのだが、Ubuntu16.04LTSの全画面動画についても、ウインドウ録画が出来ない、という事はない。

と、言う事で、仮想デスクトップでのウインドウ録画は録画中にも作業用デスクトップを確保できるので、便利な録画方法になるのだが、Windows / macOS環境では、若干の制限が発生する。

これに対して、Ubuntu環境では、少なくとも今のところは、制限事項というほどの問題は発生しない感じなので、YouTube動画の録画なんかは、Ubuntu環境で行うのが最も便利、という事になるかもしれない。

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