配布パッケージは完成
今は、Ubuntu環境用の自製ソフト環境を拡充しようとしていて、その第一弾となるマウスクリックエフェクターは、今日の時点で配布パッケージまで完成させた。なので、後は、これをアップロードしてリリース記事を書けば良いのだが・・・
このブログを毎日見ている人なら覚えている筈なのだが、何故、作者がUbuntu向けにWindows用としてリリースしていたTiClickEffectorを移植したのか、というと、Mac版と同様なUbuntu版Mirror-DTCの宣伝動画を作成したいからだ。
つまり、Mac版の宣伝動画では、TiExtenderを使ってマウスクリックにはエフェクトを入れているので、Ubuntu版の宣伝動画でもエフェクトを入れたかった訳だ。
もっとも、macOS環境でMirror-DTCクライアントを動作させ、Ubuntu版サーバーに接続した上で、その操作状況をTiExtenderで画面収録すれば、Mac版と同様のUbuntu版の宣伝動画を作成する事も不可能ではない。
にも関わらず、そうしないのは、Ubuntu版Mirror-DTCを使う人の多くはMacを所有していない筈だからだ。
つまり、Ubuntu版Mirror-DTCの宣伝用動画の作成にMacを使う、なんて事にすると、何となく、Ubuntuを好んで使っている人は馬鹿にされたと感じるかもしれないので、Ubuntu版用の宣伝動画はUbuntuとWindowsで作成する事にした訳だ。
と、言う事なので、作者的には、今回、Ubuntu用の画面収録ツールも作る事にしているのだが、Ubuntu版Mirror-DTCサーバーのユーザーなら判っていると思うのだが、Ubuntu版の画面収録ソフトでは、Windowsやmac環境では結構苦労して実現している60FPSでの画面収録も特に苦労せずに行える。
何故なら、現行版のUbuntu版Mirror-DTCサーバーは特に苦労せずに60FPSでの画面転送が行えているからだ。
もっとも、これは現行のLTS版のデフォルトとなっているXorgが使われている場合の話で、Waylandが使われると、画面収録は行えない。
と、いうか、それ以前の問題として、Waylandが使われると多くのソフトはマトモに動作しなくなる訳なのだが、これは、そのソフトがWaylandに対応していないから、というよりも、Waylandがまだまだ実用段階に入っていないから、と、捉えて欲しい。
何故なら、本来、WaylandにはXorgの互換レイヤーが備わっている筈なので、Xorgで動作しているソフトはそのまま動作出来なければならないのに、実際には、17.10でデフォルト化されていたWaylandは18.04でデフォルトの座をXorgに譲ったからだ。
つまり、WaylandはXorg用に作られてきた数知れない既存アプリを動作させる環境としては、少なくとも現時点では、不十分なので、Ubuntu17.10では多くの問題を引き起こし、そのリリース直後から、ネット上では、ディスプレイサーバーはWaylandからXorgに切り替えるべきだ、なんて言われる様になった訳だ。
と、言う事で、現行の作者製ソフトは全てWayland上ではマトモに動作しない、というのが気がかりではあるのだが、次のLTSである所の20.04LTSで、また、不完全なWaylandがデフォルト化された場合には、作者と作者製ソフトのユーザーは不完全なWaylandが使われないディストリビューションに移行すれば良いのかもしれない。
ちなみに、TiClickEffectorの次には、TiKeyboardViewerの移植を行うのだが、こちらについては、キーボード状態の確認が必要になる点を除けば、至極普通のアプリになる。
なので、多分、明後日くらいには、普通に動作し始める筈なので、こちらについても、今週中に公開する事になるかもしれない。
で、今回の本命になる画面収録用ツールについては、AG-デスクトップレコーダーほど多機能にする予定はないので、これについても、来週中くらいには完成させたい所ではある。
と、言う事なのだが、本来の目的はMirror-DTCのUbuntu版の宣伝動画を作成する事なのに、その前段階として、3週間もソフト開発を行うというのは、余命がさほどない筈の作者としては、結構、痛いかもしれない。
なので、これらのソースコードについては、有料で配布する方法を模索中なのだが、録画用ツールについては、出力形式をAGM形式にする予定なので、その部分については、共有ライブラリ化したりする事になるかもしれない。
まあ、AGM形式部分についても、本当に欲しいという人がいるのなら、個別に渡さない事もないのだが、この部分については、作者製ソフト的にはコアコンピタンスになるので、 それなりの金額をもらえない限り、渡す訳には行かない訳だ。
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