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元々、フリーソフト信者ではないので

今は、Mirror-DTCの次バージョンに搭載しようとしているリモートアプリ機能用に色々と作業をしていて、とりあえず、使えそうな感じにはなってきているのだが、Mirror-DTCのレジストキーの売り上げは期待値には程遠いので、何とかしたい所ではある。

まず、勘違いしている人も多いかもしれないので、書いておくと、作者が最初にインターネットに公開したソフトはMasterReversiになるのだが、このMasterReversiには、最初から、シェアウェアのProfessional版とフリーソフトのStandard版があった。

で、MasterReversiの初版を公開したのは2007年の暮頃の話になるのだが、その当時、有名な一般向けソフトとしては、例えば、PDFリーダーとクリエーター、みたいなモノなんかがあったのだが、前者のリーダーは無償扱いのソフトになっているのに対して、クリエーターは有料ソフトになっていた訳だ。

なので、作者的にも、MasterReversiにStandard版とProfessional版を用意したのだが、これは、前述した様なソフトのリリース形態に倣っただけで、Standard版を無償提供する事で、フリーソフト文化に貢献しよう、なんて事ではなかった訳だ。

つまり、作者は、何度も書いてきている様に、元々は、ソフトウェアエンジニアではなく、ハードウェアエンジニアだった訳なので、製品を設計する時には、どういった部品を使うか、というのも吟味したのだが、その結果として、最新部品なんかを利用する場合には、必要に応じて、それらの部品を出荷しているメーカーさんだとか納入してくれる業者さんなんかとも打ち合わせして、価格交渉なんかもやりつつ、その部品に関する購入仕様書なんかも作成したりしていた訳だ。

で、設計の仕事としては、設計図を作成するだけではなくて、それで使う部品のリストなんかも作成したのだが、そのリストから、その製品を製造するために必要になる原価なんかもリストアウトする事が出来たのだが、製品価格というのは、こういった部品原価に加えて、設計/スタッフ部門の人件費だとか、工場設備だとか建物の固定費なんかも計算に入れて決める必要があった訳だ。

もっとも、勘違いしてはいけないのは、製品価格というのは、実際には、部品原価だとか人件費だとか固定費を積み上げて決めるモノではなく、製品開発を開始する時点で、決めて置かなければならなかった、という事だ。

つまり、こういう製品を開発するのであれば、この価格で出荷できる様に設計しなければ、市場競争力がないので、この価格で出荷出来る様に設計する、というのが、当たり前のお話だった訳だ。

その結果としては、まず、開発期間だとか製品販売方法なんかを決めれば、それらに必要になる人件費等は決まり、残りの部品原価はこの程度、という事が判るので、製品は、この原価で作れる様に使用する部品なんかを大体は決めた上で、設計に入り、想定する価格で収まりそうもない場合には、市場競争力に関係なさそうな機能は落としてしまうなり、出荷後に入って来る収入を当てにして、出荷をフェーズ分けして、最初の出荷時には全ての機能を実装しようとはしない、みたいな工夫をしていた訳だ。

つまり、ハードウェア開発を行うエンジニアというのは、コスト計算せずに設計は行えないので、無料で製品を出荷する、なんて事は、想定の埒外になる訳だ。

これに対して、ソフトウェアというのは、製造原価や固定費は限りなくゼロに近いので、プログラム開発者が人件費を必要としないのであれば、少なくとも個人開発程度の小規模なソフトなら、無料で出荷する事も、全然、可能ではあった訳だ。

なので、パソコン黎明期には、ソフトウェアというのは、無料で出荷される事も多く、その内、ソフトは無料配布が当然、という風潮も出来上がった訳なのだが、前述の様に、作者は元々は原価計算なんかをキッチリしていたハードウェアエンジニアになる訳なので、何の考えも無しに、労力をかけた製品を無料提供しようなんて考えにはならない訳だ。

と、いう事で、冒頭に書いた様に、作者的には、最初の公開ソフトとしては、MasterReversi StandardとProfessionalを公開したのだが、これは、前述のPDFリーダーとクリエーターみたいなモノのリリース形態を倣ったものだったので、Standard版については、無料配布していたのだが、これは、それをProfessional版の広告扱いとしつつ、Professional版を使って購入者が作成するであろう、Bookなんかのリソースを利用可能な一般ユーザー数を確保するのが目的だった訳だ。

つまり、無料のStandard版は、かなりの数、ダウンロードされる筈なので、それを気に入ってくれた人の中には、より高機能のProfessional版を購入してくれる人も出て来る筈で、Professional版を使えば、Bookなんかのオリジナルリソースを作成可能で、それらのリソースを利用するだけなら、Standard版でも可能なので、Professional版ユーザーは、それらを一般向けに公開すれば、自己顕示欲を満たせる筈だし、それらを有料販売する事も許可しているので、ビジネスとしても成り立つ様に配慮していた訳だ。

なので、MasterReversiでのStandard版の無料配布というのも、別に、フリーソフト文化に貢献しようとした行為ではなかった訳なのだが、その次に公開したWaveClipperにはフリー版しかなかった。

これは、WaveClipperというのは、知っている人は少ないかもしれないのだが、MasterReversiに同梱されている付録ソフトになる訳なのだが、流石にリバーシソフトである所のMasterReversiに、こんなソフトを同梱していても、利用される事は殆どなかった訳だ。

なので、作者的には、折角作ったWaveClipperを表に出しておかないと、労力が無駄になるかなあ、という事で、フリー版として公開する事にしたのだが、その時にも、別に、フリーソフト文化に貢献しよう、なんて気持ちはなかった。

それでは、どういう気持ちだったのか、というと、WaveClipperはVectorで公開したのだが、そうすると、その部門の人気順で2番手くらいの常連になったので、Vectorにおける作者の知名度や信頼度を上げる事に成功した訳だ。

つまり、作者的には、フリーソフトを公開し、それらが多数ダウンロードされる事で、作者に対する知名度や信頼度を向上させてくれるのなら、結果的に、作者製の有料ソフトの購入者も増えてくれるだろうから、無料提供とはいえ、実際には、広告扱いになるだろう、という所もあった訳だ。

その後、AmuseGraphicsを開発したのだが、これについても、勘違いしている人がいる様なのだが、その初版はシェアウェアしか提供していなかった訳だ。

しかし、それでは、中々、ダウンロードされず、レジストキーの売り上げも伸びなかった事から、作者的には、致し方なく、後から、AG-デスクトップレコーダーだとかAG-Webカメラレコーダーだとかのフリー版を提供してみた訳だ。

その結果として、フリー版のダウンロードはかなり行われる様になったので、それに付随して、AmuseGraphicsの認知度も上がりはしたのだが、レジストキーの売り上げは大して伸びなかったし、何度も書いてきた様に、ネットでは色々と誹謗中傷なんかも行われるようになったので、フリー版ソフトを公開する行為というのは、宣伝効果としては、メリットよりもデメリットが増えたかもしれない訳だ。

なので、去年の前半くらいには、更に色々なネガキャンなんかも行われる様になったので、遂に、作者製ソフトのフリー版は窓の杜やVectorから撤収して、サポートも終了扱いにした訳だ。

と、いう事で、上記を見ていれば判る筈なのだが、作者がフリーソフトを開発して公開したりしていたのは、最初から、有料ソフトの宣伝の為、みたいな感じだった訳だ。

にも関わらず、Mirror-DTCについては、初版から10年近くは、フリー版しかなかった訳なのだが、当時の窓の杜の記事だとか、このブログの記事なんかを見てもらえば判る筈なのだが、作者は、Mirror-DTCについても、最初から、フリー版で人集めをしつつ、その内、プレミアム版という有料版をリリースしようとしていた訳だ。

にも関わらず、それが出せなかったのは、Splashtopの様な、無料で使えるリモートデスクトップソフトが出てきていたからだ。

つまり、無料で使えるメーカー製のリモートデスクトップソフトがある時代に、有料の個人開発ソフトを使うヤツが何処にいるんだ? と、いう事で、有料化できないでいた訳だ。

にも関わらず、昨年、遂に、Mirror-DTCについても、シェアウェア化した訳なのだが、これは、最近、無料扱いのリモートデスクトップソフトの評判が低下してきている、という事もあったのだが、前述の様に、無料ソフトで人集めをするメリットよりも、不特定多数の人間に対してソフトを無償提供していると、ネット上でネガキャンやバッシングされるケースが増えたので、デメリットの方が問題になった、という事もあった訳だ。

もっとも、前述の様に、リモートデスクトップの分野では、あまり評判は良くなくても、無料で使えるメーカー製のソフトは、まだ、存在している状況なので、完全な有料化というのも難しかった訳だ。

なので、とりあえず、「基本無料」という形でのシェアウェア化を行ってみたのだが、ほぼ1年経過した現段階の状況としては、ダウンロードはされていても、レジストキーの売り上げは作者的な期待値に全然届いていない。

と、いう事なので、次バージョンでは、「基本無料」の冠も外そうか、と、思っているのだが、それで全くダウンロードされなくなるのも勿体ないので、どうしたものかなあ、と、思ったりもしている。

具体的には、Mirror-DTCというのは、前述の様に、初版の頃から、プレミアム版のリリースを想定して開発していたので、その頃には、既に、レジストキーの入力用ダイアログなんかを付けたりもしていた訳だ。

もっとも、その頃には、まだまだ、お金を取れるほどの出来でもなかったので、レジストキーについては、1週間程度だけ利用できるモノを、作者のサイトで公開したりしていた訳だ。

つまり、そのレジストキーをダウンロードするために、ユーザーが作者サイトに定期的にアクセスする格好にしようとしたのだが、この様な方式としたのは、当時は、macOS / Ubuntu向けのJava版だけだった訳だ。

その結果として、大したアクセスも無かったので、毎週、レジストキーをアップし直すのも手間でしかなかったので、そういう事もやめてしまった、という経緯があるのだが、今回は、また、こんな感じにしようかなあ、と、思ったり思わなかったりしている今日この頃だ。

 

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