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AGMServer Ver1.4.4を公開

次期AmuseGraphics(Ver1.4.4)に同梱予定のAGMServer Ver1.4.4を開発中バージョンとして単体で公開しました。現行バージョンに対して、Webブラウザで接続してコンテンツを視聴できる機能が追加されています。

AGMServer Ver1.4.4では、簡易Webサーバーとコンテンツ視聴用の各種ページを内蔵する事で、一般的なWebブラウザからのアクセスに応答してAGMLibraryのコンテンツをWebブラウザで視聴できる機能を追加しました。

このWeb視聴機能を利用するにあたって、Webブラウザ側に特別な追加モジュールのインストール等は必要ありません。

このため、Webブラウザでの視聴用には、Windows環境のEdge/Chrome、macOS環境のSafari、Ubuntu環境のFirefox、Android環境のChrome、iOS/iPadOS環境のSafariといった、一般的なブラウザソフトをそのまま利用できます。

Web視聴時には、Webブラウザのアドレス欄に本ソフトが提供するWebページのURLを入力します。

Webページにアクセスできると、本ソフトはライブラリに保存されているコンテンツリストを返送しますので、Webブラウザでは、そのリストが表示されます。

Webブラウザ側でそのリスト内のファイルをクリック(タップ)すると、そのコンテンツ視聴用のメディアプレイヤーページが表示されます。

ユーザーは、そのメディアプレイヤーを使って、コンテンツの再生/停止/シーク操作等を行う事ができます。

メディアプレイヤーページは、映像表示領域の最大化/フルスクリーン表示にも対応していますので、視聴コンテンツは、クライアント機器の画面全体に表示して楽しむ事もできます。また、再生速度の調整/イコライザ設定といった、一般的なオプション設定も行えます。

上記の通りですので、従来版では、本ソフトが提供するサーバー機能は、AGMPlayerがインストールされた環境でしか利用できませんでしたが、本バージョンからは、AGMPlayerがインストールされていない環境でも、一般的なWebブラウザが利用できる環境であれば、本ソフトが提供するサーバー機能を使ったコンテンツ視聴が行える様になります。

ただし、AGMPlayerを使った接続時には、ライブラリに対するコンテンツの追加/出力/削除/並べ替え等が行えますが、Webブラウザからのアクセス時には、こういった処理は行えません。

このため、ライブラリのコンテンツ管理を行いたい場合には、従来通り、AGMPlayerを利用する必要があります。

また、Webブラウザでのコンテンツ視聴時には、Webブラウザ側での特別な映像データのデコード処理を不要化するために、映像データの各フレームはJPG画像として転送されます。

このため、転送される映像データの圧縮率は低くなり、データ転送量は一般的な圧縮映像データを転送する場合の数倍程度になります。

その結果として、帯域が狭いネットワーク環境では、本来のフレームレートでの視聴が行えない場合がありますが、DVD画質(854x480)の30FPS動画の視聴時には、ほぼ10Mbps程度の帯域があればフレーム落ちなく視聴できます。

このため、最近のネットワーク環境であれば、有線LAN環境ばかりではなく、WiFi環境でも、フルHD動画の30FPS再生も問題なく行える場合が多い筈ですが、ネットワークの帯域が狭く、再生映像がカクツク場合には、オプション設定で転送映像の解像度とフレームレートをより低い値に変換させる事もできます。

なお、前述の様に、転送データ量は多くなりがちで、転送データの暗号化も行なっておりませんので、本ソフトによるコンテンツのWeb視聴をインターネット経由で行われる事はお勧めしません。

利用方法の詳細については、同梱のreadme.txtに記載してありますので、参照して下さい。

AGMServer Ver1.4.4は、次期AmuseGraphicsの正式リリース時には、AmuseGraphicsの配布パッケージに同梱化する予定です。

このため、AmuseGraphics Ver1.4.4のリリース時には、本ソフトの単体公開は終了する予定ですが、現時点では、他のAmuseGraphics Ver1.4.4用ソフトの開発が終わっておりませんので、先に、本ソフトのみを開発中バージョンとして単体公開する事としました。

AGMServer Ver1.4.4は、現在、以下のページからダウンロードできます。

AGMServer for Windowsダウンロードページ

(AmuseGraphics Ver1.4.4に同梱するバイナリはバージョン番号を変えずに異なるバイナリとなる可能性があります)

 

- 2023/09/07 追記 -

バイナリを更新しました(バージョン番号は無変更)。変更内容は以下の通りです。

・クライアント機器の性能が低い場合にもフレームレートが低下しづらくなる様に映像表示処理を単純化

・遅延時間が長いネットワークでも音声転送が問題とならない様にバッファリング時間を約0.1秒から約0.2秒に変更

・動画ファイル選択直後にクラッシュする場合があった不具合の修正

 

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