とりあえず走り出す
今は、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発フェーズで、AGMPlayerを更新中だ。今回の目玉は簡易Webサーバーを利用したリモコン機能の追加で、現時点でも、まだ詳細仕様は判然としないのだが、実装は開始した。
仕様が決まっていないのに、実装を開始した、というのはどういう事だ? と、言う声も聞こえてきそうなのだが、ネットを検索してみても、「とりあえず走り出す」みたいなワードはいくらでも出てくる訳だ。
つまり、巷の多くの人的にも、走り出してしまえば後は何とかなる筈! だとか、走り出さない事には何事も始まらない! みたいな謎論理を駆使している。
もっとも、先が見えない状況で、走り出したりなんかしたら、望ましくない方向に進んでしまって、後で大変な思いをする事になる! なんてケースも、多々ある筈だ。
にも関わらず、多くの人的に、とりあえず、走り出す必要があるのは、実際の所、静止視力よりも動体視力の方が敏感な場合も多いから、かもしれない。
まあ、ネットで検索すると、普通は、静止視力の方が動体視力よりも良い! という事になっているのだが、だったら、コンピュータ関連で使われる注意喚起の表示であるところのブリンク表示なんて必要ない筈な訳だ。
何故なら、ブリンクを認識するためには動体視力が必要になってくるので、注意喚起したいのなら、そんなモノよりは、表示を変化させない普通のテキストの方が望ましい! という事になってしまうからだ。
と、言う事で、とりあえず走り出すと、相対的に、物事は動いていく事になるので、ノンビリと周囲を注視していられる状況ではなくなる分、止まっていた時には気が付かなかった様な事に気づけたりする様になる場合もある。
そういう事が無かったとしても、走っていれば、その走行距離は増えていくので、なんと無く、がんばっている感は醸成されていくので、気分的には、何もできずに停滞しているよりは宜しい訳だ。
ただ、何も考えずに走っていると、運が悪いと、間違った方向にドンドン進んでいく可能性もある訳だ。
つまり、後から、その修正が手間になる場合も多々ある訳なので、結局のところ、ある時、突然、修正するのではなく、無かった事にする! みたいな事になるケースも多々出てくる事になるかもしれない。
しかしまあ、何もしないよりは、そういう事を繰り返す方が、まだ、ゴールに進める可能性はある訳なので、とにかく、走り出せ! みたいに言う人は、巷には多いかもしれない。
作者的には、あまり、そんな事はお勧めしないのだが、失敗しても高が知れている様な場合には、色々と考えて精神を疲弊させるよりは、とりあえず、走り出す! みたいな感じで、気分転換するのはアリかなあ、と、思っている。
と、言う事で、今日の時点で、AGMPlayerに対するリモコン機能の追加は開始しているのだが、このまま完成に向かうかどうかは神のみぞ知る! といった感じの今日この頃だ。