木曜日には公開できる筈
今は、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発フェーズで、AG-ムービーカッターの更新作業中だ。既に、予定していた更新開発は終わっているので、公開準備に入っている。なので、木曜日には公開できる筈だ。
今回のAG-ムービーカッターの更新内容は、音声(音量)/映像(光量)分析データを作成し、そのデータを閲覧しながら、通常の編集処理を行える様にした事だ。
つまり、まず、音声については、音が鳴っているかどうかは、普通に再生映像を見ているだけでは分からないし、音量テロップを表示しても、その瞬間の音量しか分からないので、例えば、音が鳴っているタイミングに注目して動画編集する! なんて事は普通はできない訳だ。
しかし、今回の更新で、横軸に時間、縦軸に音量を採ったグラフを表示できる様になったので、音が鳴っているタイミングというのは、そのグラフを見てみれば、文字通り、一目瞭然になる。
なので、その周辺に注目して動画編集したければ、分析データを表示しているウインドウ上で、音量が大きい部分をクリックする事で、その位置を指定した後、シークボタンを押せば、編集対象動画をその位置にシークさせる事もできるので、編集は容易化される事になる。
映像についても、フレーム毎の光量をグラフ化できる様にしたので、そのグラフを見てみれば、映像が明るい部分と暗い部分、更に、それが変化しているタイミングが、一目瞭然になる。
なので、例えば、Webカメラの映像を長時間録画したりした場合には、その映像に変化があるかどうかは、今までなら、飛ばし飛ばしに映像を見て確認する必要があったのだが、今回から、映像分析データを表示してみて、変化点を探せば済む事になる。
と、言う事で、実際に使ってみると、結構、便利だなあ、みたいな感想になっている今日この頃だ。
ただし、10時間くらいの録音だとか録画を行った後、その分析データを確認しようとした場合、まず、その分析データを作成しなければならないのだが、もし、その作成に何時間もかかるのでは、実際の所としては、使い物にならない。
なので、今日は、分析データの作成処理をマルチスレッド化したりしてみていたのだが、結論から書くと、AGM形式で録画した動画の音声分析データの作成は、驚くほど高速に行えた。
映像分析データについては、AGM形式動画でも、デコードにそれなりの時間を要するので、音声ほど高速には行えなかったのだが、それでも、12時間程度の録画データから分析データを作成するのにも、数分もあれば十分だった。
と、言う事で、今回の更新で、AG-ムービーカッターには、心強い動画編集補助機能が搭載される! と、声だかに宣伝してみても良いかもしれない今日この頃だ。
ちなみに、AG-ムービーカッター Ver1.4.4の開発中バージョンは、明日、公開する事になる筈なのだが、作者的には、休んでいる暇もなく、macOSの新しいバージョンでのTiExtenderの動作確認、更には、更新作業に移ることになる。
つまり、AmuseGraphics Ver1.4.4の更新開発は、AG-ムービーカッター Ver1.4.4の開発中バージョンの公開で、大体、半ばくらいまでは来ることになるのだが、そのまま仕上げるのではなく、途中に、TiExtenderの更新作業を入れることになる。
もっとも、TiExtenderの更新作業には、1週間はかけない予定ではある。