AGMServerを改良
AmuseGraphics Ver1.4.4に付属予定のAGMServerには、Webブラウザで、AGMLibraryの動画を視聴できる機能を追加している。
これは、作者的には、iOS/iPadOS向けにソフトを提供していないので、iPhoneだとかiPadでAGM形式動画を視聴したい、と、思っても視聴できないから、という事もあるのだが、AGM形式動画用の動画プレイヤーとして開発したAGMPlayerが、既に、結構、多機能化した、という事もある。
つまり、AGMPlayerはAGMLibrary構築用のツール! みたいな側面が強くなってきていて、動画視聴用に使うソフトとしては、扱いづらいか? みたいな感じにもなってきているので、視聴用には、もっと手軽な手段があっても良いかなあ、と、思ったりもしているからだ。
と、言う事で、今回、特別なソフトをインストールしなくても、Webブラウザがあれば、Webページにアクセスし、AGMLibraryの動画を視聴できる機能をAGMServerに追加した。
なので、作者的にも、これからは、手持ち動画の視聴時には、このAGMServerのWebページにアクセスして視聴する格好にしようか、と、思っているのだが、8月中旬に公開したAGMServer Ver1.4.4では、基本的には、こういった目的に使える機能を搭載できてはいたのだが、少し、不十分な所もあった。
具体的には、高性能タブレットであるところの第四世代iPad Airでの視聴時と比べると、今年購入した、ミドルレンジのNEC製10インチタブレットでの視聴時には、若干、フレームレートが低下している感じがした。
また、推奨はしていないのだが、試しに、インターネット経由での動画視聴を試してみた所、IIJのSimmを刺したSurface Go 2から、光回線の自宅PC上で動作させているAGMServerにアクセスしてみると、フレームレートの低下は仕方ないにしても、音飛びが激しくて、動画を鑑賞できる感じではなかった。
更に、上記のインターネット接続時には特に、動画を選択して視聴を開始しようとしたタイミング等で、AGMServerがクラッシュしてしまう現象がチラホラ見られた。
と、言う事なので、特に、最後の問題については、単純な不具合! みたいな感じだったので、いずれ、問題箇所を修正する必要がある! と、思っていた事もあり、キリが良いタイミングである今、上記の3個の問題に対処すべく、AGMServerの改良をやってみた訳だ。
その結果として、上記の最初の2つについては、何とかできた感じだ。
つまり、ミドルレンジのNEC製10インチタブレットでも、動画視聴時にフレームレートの低下を殆ど感じなくなったし、インターネット経由での視聴を試しても、音飛びが殆ど無くなったので、モバイル回線の転送速度的に、フレームレートは10FPS程度になってしまう場合も多かったのだが、インターネット経由でも、動画を鑑賞する! みたいな目的で利用できない事もない感じには出来た。
最後の不具合対応については、変更後、今のところは、クラッシュは経験していないのだが、クラッシュの原因は他にもあるかもしれない事を鑑みれば、現時点では、問題を修正できたかどうかは良くわからない。
しかしまあ、少なくとも、危なっかしい所を一つは潰せたので、改良された! という点は間違いない筈だ。
と、言う事で、AGMServer Ver1.4.4の開発中バージョンは、バージョン番号を変えずに、明日、差し替える予定だ。
もっとも、AmuseGraphics Ver1.4.4は、出来れば、9月中には目処を付けて、10月の早い段階でリリースしたいと思っているのだが、それまでに、更なる問題を把握すれば、再度の差し替えはあるかもしれない今日この頃だ。