TiMediaServerも同時更新
TiExtenderの微改良内容としては二つあって、一つは、配信Webページで、現行版では最大化しか行えないのだが、フルスクリーン表示も可能にしている。
もう一つの改良は、見た目では分かりずらいのだが、収録モニター/カメラ/拡大鏡の配信Webページでは、30〜60FPS程度の高フレームレートの画像転送が行われるのだが、現行版では、1フレームの転送のために2回の転送が必要になっている。
その結果として、処理性能が低いAndroidスマホやタブレットでは、表示される映像のフレームレートが低くなりがちなので、フレーム表示に必要なハンドシェイクを1回に減らす事で、そういったフレームレートの低下を抑制しようとしている。
二つ目の改良については、そんな事が可能なのか? と、思うかもしれないのだが、この改良は、AGMServerで、既に行った実績がある訳だ。
つまり、AGMServerでは、それ以前に開発していた簡易Webサーバーと映像表示用のWebページを利用して、初めて、動画ファイルの再生状況をWebブラウザで視聴可能にしてみたのだが、特に、処理性能が低い、手持ちのAndroidタブレットでは、動画の再生フレームレートが10FPSくらいしか出ない事に気がついた訳だ。
上記の処理コードは、それ以前に開発していたTiExtenderの収録モニター/カメラ/拡大鏡で使っていた処理コードを、Windows版ソフトである所のTiMediaServerの録画モニターの映像視聴用に移植したコードを使っていたのだが、これらの用途では、表示映像の確認! 程度の意味合いしかなかったので、フレームレートが少々低くなっていても気にしなかった訳だ。
しかし、AGMServerでは、動画視聴用に、同様の処理コードを使ってみた所、フレームレートが出なかったので、何とかならないものか、と、処理コードを改良した訳だ。
その結果として、普通はフレームレートの低下が気にならないくらいの速度で映像を転送できる様になったので、作者的には、既に、作者環境に構築してあるAGMLibray内の動画視聴用には、AGMServer + Webブラウザを使う様になっている。
何故なら、AGMServer + Webブラウザの組み合わせなら、手持ちのiPad Airをクライアントにする事が出来るからなのだが、Androidタブレットだとか、Windows PCでも、既に、重量級のソフトになってしまっているAGMPlayerを使わなくて済む! というのは、気軽に動画視聴したい時には、精神衛生上、望ましかったりもする訳だ。
と、言う事で、AGMServer用に改良した処理コードは、動画視聴用としても実用レベルになったのだが、前述の様に、このコードのベースは、TiExtender / TiMediaServerで使っていたコードになる。
にも関わらず、まだ、これらのコードは改良していなかったので、まずは、纏めて、同様の改良内容を適用しようとしている今日この頃になる訳だ。
ちなみに、上記の改良内容は、大した変更量にはならないので、今日の時点で変更は終わる筈だ。
なので、明日からは、TiExtenderにAGMServerのWeb動画視聴機能を移植していきたい所なのだが、TiMediaServerには、もう一つ変更を行う予定だ。
具体的には、現行バージョンだと、YouTube録画モードで、広告スキップ機能をOnにして、窓表示の動画を視聴していると、広告スキップのタイミングで、動画映像が全画面表示に切り替わってしまうケースがチョクチョク発生している。
何故、こんな現象が発生するのか、については、まだ確認は取れていないのだが、動画領域をダブルクリックすると、全画面表示と通常表示の切り替えが行われる様なので、広告スキップ処理でクリックエミュレーションのリトライが発生し、それがダブルクリックと判定されている可能性が疑われる。
なので、明日は、まず、この問題について解決してみて、簡単に解決できたなら、とりあえず、TiMediaServer Ver1.1.2を作者サイトにアップしておく事になる筈だ。