オプション機能は難しい?
今は、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発フェーズで、AGMPlayerを更新中だ。今年も、既に、様々な開発を行ってきたのだが、それらの多くでは、重要な機能追加を行なった。これに対し、AGMPlayerのWebリモコン機能は・・・
今年、行ってきた更新開発の中で、最も、重要な機能追加を行なったのは、Android版AGMPlayerになる筈だ。
具体的には、従来版では、再生可能な動画形式が、作者オリジナルのAGM形式に限られていたのだが、今年の更新で、mp4なんかの一般動画の再生も可能になった。
上記の更新により、Android版AGMPlayerは、一般動画を視聴するためにも、普通に使える動画プレイヤーになったのだが、元々あった、ネットワーク視聴機能なんかも健在なので、一気に、高機能な動画プレイヤー! という存在に格上げされた筈だ。
もう一つ、重要な機能追加を行なったのは、AGMServerだ。
AGMServerは、元々は、AGMPlayerにあるネットワークサービス機能のみが実装されたWindowsサービスなので、AGMPlayerを動作させなくても、そのPCにあるAGMLibraryをネットワーク経由でAGMPlayerに提供できる! という存在でしかなかった。
しかし、今年追加した、Web視聴機能により、クライアント側機器にAGMPlayerは必要なくなり、今時、どんな環境にでもインストールされているWebブラウザがあれば、AGMServerが動作中のPCにあるAGMLibraryを視聴可能になった。
つまり、AGMServerについても、元々は、AGMPlayer用の専用サーバー! でしか無かった存在が、一般向けの動画サーバーに成り上がった訳だ。
更に、もう一つ、重要な更新を挙げるとすると、この前更新したTiUtilitiesの中の一つであるところのTiBmpClipViewerに搭載した「印刷」機能がある。
この「印刷」機能は、巷の多くのソフトに実装されているソレと比べても基本機能しかないモノなので、この機能自体が賞賛される事にはならない筈なのだが、同時に、TiBmpClipViewerに追加した「履歴」機能と組み合わせて使うと、ネット上で掲載されている同人漫画なんかの一連の画像をクリップボード経由で読み込んで、それらを纏めて、一つのPDFファイルにしてしまう事が出来たりする訳だ。
つまり、このソフトについても、Android版AGMPlayer / AGMServerと同様に、欠けていたピースが追加される事で、重要なソフトに成り上がった! という事になる筈だ。
念の為に、もう一つ挙げておくなら、TiMediaServerに追加したファイルのアップロード機能というのも、重要な機能追加、という事になる。
上記の様な機能追加は、作者製ソフトの中では、新技術の導入! という事にもなるので、そういった技術的な意味でも重要なのだが、そういった機能が追加される事により、元々、一部の用途では、それなりに使えていたソフト達が、より一般的な用途で使える様になった! というのが大きいかもしれない。
と、言う事で、今年の更新は、結構、重要なモノも多かったのだが、こういった更新は、最終的に達成すべき用途をはっきりと意識していたので、詳細仕様の検討だとか、コーディング時に、実装の内容について迷う様な事は殆どなかった。
これに対して、AGMPlayerにこれから実装しようとしているWebリモコン機能というのは、数日前に書いた様に、オプション機能扱いだ。
つまり、別に無くても困らない程度の機能になるので、逆に、どういう実装にしようかなあ、というのが中々決まらない訳だ。
何故、決まらないのか、というと、最低限これができないと・・・、みたいな用途はないので、極力、実装は楽にしたいかなあ、と、思ったりもするのだが、あまり雑な作りにしてしまうと、そんな機能を追加する必要も無かろう、みたいな感じになる訳だ。
逆に、気合を入れて、ここまで出来る様にしよう! なんて事を思っても、その詳細仕様なんかを検討し始めると、どうせ、使う人なんていないんだから・・・、みたいな気分になってくると、そんな面倒な実装はすべきではない! なんて事になる訳だ。
と、言う事で、AGMPlayerにこれから追加する事にしているWebリモコン機能は、まだ、どんな機能を持たせるかについても未定の状況なのだが、検討に時間をかけすぎるのも問題なので、明日には仕様を決めて実装を開始していてほしい今日この頃だ。