ツールバー表示は微変更
今は、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発フェーズで、今日も、本体の更新作業を行なっていた。今回の更新では、機能追加は控えめにしつつ、従来機能の微改良を行っている。ツールバー表示も微変更した。
AmuseGraphics本体のツールバーは、大昔のWindowsソフトに良くあった感じのツールバーで、今時のソフトだと、普通は、こんな小さいアイコンが並んだツールバーなんて使っていない筈だ。
しかし、作者的には、AmuseGraphics、というか、その前のMasterReversiのテスト版の開発を始めたのは2002年で、現行版に近い形態のアプリ開発も、2004年くらいには開始していた。
なので、作者的には、MasterReversiについては、当時のマイクロソフトが、というか、VisualStudioが推していた、ツールバーを普通に採用した訳なのだが、2008年くらいから開発を始めたAmuseGraphicsについても、MasterReversiと同様の形態にした。
その結果として、今となっては、古めかしい感じのツールバーを搭載しているのだが、見た目を良くするために! このツールバーのサイズやアイコン図柄なんかを変更してしまうと、使い勝手が変わってしまう訳だ。
と、いう事で、AmuseGraphics本体のツールバーについては、マイクロソフトがサポートを続ける限り、今現在の機能だとか形状を続ける事になる筈なのだが、現行版のアイコン図柄については、少し手抜きな感じになっている。
具体的には、初版開発時には、ツールバー用のアイコン図柄は、比較的真面目に考案して描画していたのだが、その後、HiDPI対応をする事にした時点で、その図柄をベースに、少しサイズを大きくした図柄を何個か作成した。
その少しサイズを大きくした図柄は、Windowsの設定で、「拡大/縮小」を125%だとか150%だとか200%にした時に、それら用に使われる事になるのだが、図柄の拡大は、基本的には、機械的に、ベースとなるビットマップの拡大処理によって作成していた。
その結果として、現行版だと、「拡大/縮小」が100%以外に設定されていると、少し汚いツールバービットマップが表示されたりしている訳だ。
なので、今回、このツールバービットマップについては、人力で! 修正をかけて、100%時と比べて特に見劣りしない程度には改良した。
微妙な書き方になっているのは、このビットマップは、ネット上からフリーの画像をダウンロードして使っている訳ではなく、作者自身が、適当に描画したモノを使用しているので、100%時の図柄についても、決して、美しい! という訳でもないからだ。
しかしまあ、前述の様に、昔ながらのツールバーを使っているAmuseGraphics的には、このツールバー用のビットマップの解像度、つまり、ドット絵で使えるピクセル数は至って少ないので、どのみち、そんなに美しい画像にする事はできない筈な訳だ。
と、いう事で、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発中バージョンは、大体は、完成してきているのだが、各所で微変更を行っている事もあり、公開は、今週後半にはなりそうな今日この頃だ。
ちなみに、AmuseGraphicsのツールバーシステムは、前述の様に、MasterReversiと同様なので、「拡張ツールバー」というモノも存在している。
この「拡張ツールバー」というのは、ツールバーにアイコンが存在しないメニュー項目について、ツールバーと同様に、アイコンをクリックして実行したい場合に、ユーザーがメニュー項目を登録して利用できるツールバーだ。
巷にも、似た様な機能を有するソフトはあるのだが、作者製ソフトの違いは、そういったソフトとは違って、「拡張ツールバー」用のアイコン画像は、「マッハGoGoGo!」のハンドルにあるスイッチの様な図柄に固定されている事だ。
何故、固定されているのか、というと、AmuseGraphicsのメニュー項目は、かなり、多いので、それらに対応するアイコン画像を考えたり描画したりするのが面倒だったからだ。
と、いう事もあり、この図柄は、MasterReversiに搭載した拡張ツールバー用のビットマップをそのまま使っているので、最初に描画したのは、2000年代前半だったかもしれない。
今時の学生さん達にしてみれば、その当時に物心がついていた人は少ないかもしれないのだが、当時、コンピュータ業界では、どんな図柄が流行っていたのかは、MacOSの歴史なんかを見てみれば判るかもしれないのだが、アイコンなんかは3D描画が当たり前だったりした訳だ。
なので、拡張ツールバーの図柄的にも、影を持たせたアルファベットにしてあったのだが、今時のアイコン画像なんかは、「フラット」な時代になっているので、ついでに、拡張ツールバーの画像についても、影を取り去って、よりフラットな感じにしてみた今日この頃だ。