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これは何かの布石?

今は、AmuseGraphics Ver1.4.4の開発フェーズで、残す所はAG-デスクトップレコーダーだけになっている。今日の時点で、大体の実装は終わっているので、来週早々には開発中バージョンを公開できそうではあるのだが・・・

何が・・・なのか、というと、流石に、リバーシプログラムである所のMasterReversiの作者でもある作者としては、ここの所、書いてきている「Othello is Solved」が気になったりしているので、既に、MasterReversi関連の作業なんかを始めているので、その分、AG-デスクトップレコーダー関連の作業は遅れている訳だ。

しかしまあ、今回のAG-デスクトップレコーダーに対する変更は、そんなに難しいモノではないので、別段、問題はないといえばないのだが、MasterReversiについては、今後、Bookを強化していこうかなあ、と、ずっと昔から書いてきていた訳だ。

なので、前述の論文のデータを色々と使えば、MasterReversiのBookにも、箔がつくかなあ、と、思ったりもしているので、簡単に使えそうなデータは無いかなあ、と、もう一度、論文を見てみたりしている訳だ。

少なくとも、この論文では、50マス空きの2,587局面については、元々、想定していた結果が、Edaxによる50手勝敗読み相当の演算結果と一致していた! と、書いている訳だ。

そして、この2,587局面の演算結果により、Othelloの最善進行はDrawである! と、結論付けている訳なので、これはつまり、少なくともこの2,587局面のWin / Draw / Lossについては、50手の勝敗読みにより保証されており、その結果を逆に辿って勝敗読み用のツリーを生成すれば、初手から10手分の最善進行を再現できる事になる訳だ。

なので、MasterReversiのBook的にも、少なくとも、前述の2,587局面のWin / Draw / Lossに食い違いがないか確認しないと格好が付かないかなあ、と、思ったりもしたし、前述の最善進行を辿った場合の勝敗読み相当の探索ツリーくらいなら、そのまま、MasterReversiのBookに組み入れる事もできるかなあ、と、思ったりもした訳だ。

つまり、そのツリー構造を取り込んでしまえば、少なくとも、MasterReversiも、10手目までは、絶対に負けない進行を選べる様になるので、このデータは、使わない手はないかなあ、と、思ったりもした訳だ。

なので、前述の様に、50マス空きの2,587局面のWin / Draw / Lossが記載されたデータがアップされていないかなあ、と、思ったりもしていたのだが、論文の最後には、10手分の進行の5個の例が示されていて、この5個の局面はDrawになる事が証明されています! みたいに書かれていた訳だ。

このため、この論文が最善進行だと示していた60手分の進行については、既に、MasterReversiのBookに存在していた事は確認していたのだが、序盤の残りの4局面のBook値は確認していなかったので、念の為、まず、これらの局面について、MasterReversiのBook値を確認してみようとしたのだが、そこで、MasterReversi的には、書かれている着手進行が出来ない事が判明した。

具体的には、論文の最初の2個の進行は「F5F6E6E4F4D6G4D3C3H3」「F5F6E6E4F4C5C4D6B5D3」という事になっているので、MasterReversiの「ツール」-「入出力」-「棋譜入力」-「TXTダイアログから」で、前述の棋譜を手入力してみた所、「入力データには問題があります。修正して下さい。」というダイアログが表示された。

なので、再度、論文を見直しながら入力してみたのだが、やはり、同じ結果になった。

と、いう事で、これはどういう事? と、思ったのだが、どうみても、F5F6E6の次にE4を入力する事なんて出来る訳がなかった。

何故なら、8x8オセロの初期配置で、既に、E4は置かれている訳なので、既に石が置かれたマスに別の石を置けないオセロのルール上、上記の進行は不可能だった訳だ。

なので、これは論文の記述間違いなんだろうなあ、と、いう事で、上記をMasterReversiのBook進行と照らし合わせてみると、一つ目は、「F5F6E6F4E3D6G4D3C3H3」、二つ目は、「F5F6E6F4E3C5C4D6B5D3」であれば、MasterReversiのBookのドローラインと一致する。

つまり、F5F6E6の次が「E4F4」ではなく、「F4E3」の間違いだと思われるのだが、ネットで色々と検索していても、この件に関するコメントは一つもなかった。

まあ、作者的にも、論文を普通に読んでいた時には気が付かなかったので、多くの人も同じだったかもしれないし、こんな単純ミスを指摘したりしたら、性格が悪い! と、思われるのも嫌なので、黙っていた、という人も多いのかもしれない。

と、いう事で、下手に、提供されているデータを真面目に使ってしまった後にデータのミスが見つかると、作者的にも修正作業が大変になる。

なので、この論文絡みのデータは、誰かが責任を持って追試し、Edaxによる勝敗読み結果は全て正しく、また、それから生成されている勝敗読みツリーも、初手まで全て正しい! という保証をしてくれるまで、使わない事にしよう、と、思った今日この頃だ。

まあ、この論文のデータを使わなくても、この論文がOthelloの最善進行だ! と、記載していた進行は、既存のMasterReversiのフルサイズBookに60手目まで、ちゃんと入っていたし、10手目でDrawである事が保証されています! という局面も、前述の様に、論文の方が間違ってるんじゃ無いの? という感じで、MasterReversiの既存BookにDrawラインとして入っていた。

なので、別に、更なる間違いがあるかもしれない論文のデータなんて使わない方が安全かもしれない今日この頃になる訳だ。

ちなみに、論文には、36残の局面をEdaxで完全読みした場合の、少なくも単体の処理時間は書かれていないのだが、前述の最善進行の36マス空きからMasterReversiを使って勝敗読みをしてみた所、Core i7-12700の仕事用iiyama PC、つまり、65W制限があるマザーボードで、全コアを使って20分くらいかかった。

結果は、当然Drawなので、Winの局面なら、もっと速く計算できる筈ではあるものの、その他の36残の局面も、色々と完全読みしてみた所、30分〜1時間くらいは、普通にかかる事も多かった。

まあ、MasterReversiの場合、分散処理に対応しているので、MRWorkerを使えば、処理時間は数割高速化できるのだが、60分が30分に短縮されたとしても、理不尽なくらいあるEdaxの36手勝敗読みの結果を追試するなんて事は、作者には不可能だ。

と、いう事なので、少なくとも作者的には、論文のデータをダウンロードしても、追試はできないので、追試はスーパーコンピュータのCPU時間を湯水の如く使える誰かにやってもらう必要がある。

まあ、そんな人がいるかどうかは知らないのだが、もし、そんな人がいない場合、この論文は正式な論文としては認められないかもしれない。

なので、作者的には、この論文の著者には、普通の計算機環境しか持ち合わせていない人でも、この論文の成果を利用できるように、普通のPCでも利用できる、まず負けない縮小版Bookを提供したり、絶対に負けないBookを使ったAIとWebブラウザで対局できるオセロ対局サイトを開設するなりして欲しい今日この頃だ。

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