更なる機能追加!?
Mirror-DTC Ver1.4.4の更新内容としては、まず、リモート操作可能な環境が2→8ディスプレイ環境になり、マウスカーソルの最大移動距離も4096→実質制限なし、という事になった。
なので、トリプルディスプレイ以上の環境や、4kディスプレイを使用しているマルチディスプレイ環境や「2560x1440 (HiDPI)」みたいな、4kよりも高解像度のMac環境なんかでも、問題なく利用可能になった。
また、上記以外の更新点として、転送デスクトップ/マウスカーソル表示の拡大率がユーザー指定可能になったので、サーバーとクライアントのDPIが異なる様な環境でも使いやすくなった筈だ。
更に、「接続オプション」として「スロースタート転送」と「音声安定化」を新設したので、このオプションを使えば、ネットワークの転送速度が遅い環境での利用時の快適度が向上する筈だ。
と、いう事で、Mirror-DTC Ver1.4.4は、現行版のVer1.4.3よりも、より多彩な環境で利用可能になるのだが、 Ver1.4.3で特に問題ないユーザー的には、メリットがないバージョンになるかもしれない。
なので、今回、トランスポーターにも手を入れて、従来のシングルディスプレイ環境のエミュレーションから、最大8ディスプレイ環境のエミュレーションまで行える様にして使い勝手を上げたのだが、「私は世間で広く使われている機能以外は使いたくありません!」 みたいな人も、巷にはそれなりにいる筈だ。
と、いうか、実は、日本という国では、そういう人達が主流かもしれない訳だ。
なので、そもそも、マイクロソフトだとかAppleだとかGoogleのリモートデスクトップソフトが提供していない、「トランスポーター」なんてソフト機能は使われない可能性も高い。
もっとも、少し前に書いた様に、「トランスポーター」というのは、ここ数年でmacOSに搭載される様になった「ステージマネージャー」という機能をより拡張して提供するソフトだ! と、感じる人もいる筈だ。
まあ、巷の多くのパソコンユーザーはMacなんて使った事はない筈なので、そもそも、Appleが提供を始めた「ステージマネージャー」という機能がどういう機能なのかも知らないかもしれないのだが、Apple的には、Windowsよりもずっと前から、仮想デスクトップを提供してきた。
つまり、Apple的には、マルチディスプレイ環境よりも、よりシンプルなシングルディスプレイ環境で作業を効率的に行える様にしてきた。
なので「ステージマネージャー」というのは、シングルディスプレイ環境をよりシンプル化して、シングルウインドウ環境で作業を効率的に行える様にしてきた機能! と、言えるかもしれない。
よく言われるのは、Appleというのは、ミニマリスト的で、他メーカーなら、どんどん、てんこ盛りにしていく機能なんかを削減して、よりシンプルなモノを提供したがる企業で、古い所では、パソコンにはFDDが必須だった時代に、FDDを搭載していない初代iMacを発売開始した。
また、当時は、外付けストレージはSCSI、プリンタはパラレルポート、モデムなんかのシリアル回線はシリアルポートで接続するのがデファクトスタンダードだったのだが、初代iMacでは、それらも廃止して、USBに一本化した。
作者的には、当時、他のパソコンで普通にデータ保存用にFDDを使っていたので、そんなデータを読み出せるFDDが使えないパソコンなんて不便だ!、という事もあり、初代iMacは購入しなかったのだが、巷の多くの人は、そんな事は気にせずに、初代iMacを購入したので、倒産寸前だったAppleは、この大ヒット商品により、倒産の危機から救われた。
と、いう事で、Appleという企業は、大昔から、時代の最先端を行っている、というか、マイクロソフトのエンジニアの中にも、Apple好きは多い筈なので、Appleが開発した技術なんかは、少し遅れてWindowsに採用されたりもしてきた。
なので、前述のステージマネージャーの様な機能も、その内、Windowsに採用されるかもしれないのだが、Appleがここ数年で実現してきた新機能としては、ユニバーサルコントロールというモノもある。
これは、メインとなるMacに接続しているマウスやキーボードをサブのMacだとかiPadなんかでも使える様にした機能で、接続先を切り替えるボタンを押したりしなくても、マルチディスプレイ環境の様に、マウスカーソルを移動させるだけで、そのカーソルがあるMac/iPadで、キーボード入力が行える、という使い勝手の良さになっている。
もっとも、上記は、Appleの囲い込み戦略の一つなので、対応しているのはApple製品のみだ。
つまり、作者の様に、メイン環境がMac mini M2 Proでも、サブ環境として、Surface Go 2を使っている様な人の場合、このユニバーサルコントロールは使えない訳だ。
なので、作者的にも、MacBook Pro 13インチ M1モデルも使っているので、このマシンをサブマシンにしようかなあ、と、思ったりもさせられるのだが、作者の場合、開発ソフトのメイン環境はWindowsになるので、Windowsマシンも、常時使っていないと、Windowsが更新された場合の自製ソフトの動作確認が不十分になったりする。
と、いう事で、作者的には、自前環境は、MacとWindowsとUbuntuの全てを常時使わざるを得ない構成にしてあるので、ユニバーサルコントロールが使えない。
しかし、Mirror-DTCの作者でもある作者的には、この1週間で、似た様な機能は実現可能か? みたいな事を鑑みたりもしていたのだが、多分、実現可能! という結論を得ている。
なので、Mirror-DTC Ver1.4.4には有り難みがない、という人向けに、Mac / Windows / Ubuntu が混在している環境でも利用可能なユニバーサルコントロール擬きの機能を実現するソフトも開発するかなあ、と、思ったりもし始めている今日この頃だ。
もっとも、とりあえず、Ver1.4.4は、上記の様な更新仕様で開発してきたので、これはこれで、完成させようか、と、思っている。
つまり、作者的には、その次に、TiExtenderの更新作業を行うつもりなので、ユニバーサルコントロール擬きの機能は、TiExtenderの更新に絡めて実現しようか、と、思っている訳だ。
その為には、macOS以外にWindows / Ubuntu用のモジュールを作成する必要があるのだが、それにWindows / Ubuntu用のクライアントソフトを追加すれば、Mirror-DTC用の追加提供ソフトにも出来るかなあ、と、思っている。
と、いう事なので、Ver1.4.4には、そんな機能を搭載したソフトは追加しない筈なのだが、その後、暫くすると、Macのユニバーサルコントロール擬きの機能を実現するソフトがTiExtender / Mirror-DTC用に提供される事になるかもしれない今日この頃だ。

