ベースはXWaylandのまま
今は、Ubuntu向けソフトのWayland対応をしようとしているのだが、下調べの結果、やれば出来るものの、それは大変!と判った。なので、対応用のC++クラスを作成しているのだが、XWaylandで動作する機能はそのまま使う方針だ。
既に書いてきた様に、X.org用に開発している作者製ソフトは、Waylandセッションでは、XWaylandを使う格好にしても、画面キャプチャーとマウス・キーボードエミュレーションとそれらのイベント監視機能は正常動作しない。
なので、今回、Waylandセッションへの対応として、画面キャプチャーと、マウス・キーボードエミュレーションと、それらのイベント監視機能を別途、新規開発しているのだが、例えば、AGMPlayerなんかは、XWaylandを使う格好にするだけで、普通に使える様になっている。
つまり、普通の画面描画系の機能については、XWaylandを使う格好にしておくと、X.org用に開発されたソフトでも、Waylandセッションで動作してくれるので、作者的には、そういったソフトについては、今回も、Wayland対応はせず、放置しておくことにしている。
これは、例えば、Mac用ソフトについては、Appleシリコンで動作するコードに書き換えるのは大変なので、macOSのコード変換機能である所のロゼッタ2で動作する様にだけしておく感じだ。
具体的には、2020年に、最初のAppleシリコンであるM1チップが搭載されたMacBookが発売開始された当時、作者的には、まずは、上記の様な格好にして作者製のMac向けソフトを、とりあえず、Appleシリコン搭載Macでも動作する様にした。
この様な対応は、性能的にはネイティブアプリよりも、少し、劣る事になるので、完全な対応という事にはならなかったのだが、とりあえず、動作はする様になったので、動作しない! よりは、ずっと良い感じには出来た訳だ。
そして、その半年後くらいには、真面目なネイティブ対応もしたので、今現在の作者製のMac向けソフトは、全て、AppleシリコンMacにネイティブ対応できている。
今回行っているWayland対応についても、似た様な感じにするつもりで、今回は、Waylandセッションでは使い物にならない現行版ソフトを、とりあえず、使える格好にまで持って行っておき、その内、真面目な対応を行って、Waylandセッション用のネイティブアプリにまで更新するつもりでいる訳だ。
もっとも、Mac版ソフトとは違って、Ubuntu版ソフトの利用者、特に、プロプライエタリソフトである作者製ソフトを使おうとするユーザーは、かなり、少ないので、Ubuntu版については、とりあえず、動作するのなら、そのまま放置しておく、という事にする可能性も無きにしもあらずだ。
上記は、AGMPlayerの様な、XWaylandを利用する事で、全機能が使えるソフトに限った話ではなくて、今現在、Wayland対応中のTiDesktopRecorderなんかについても、対応しているのは、Waylandセッションでは正常動作しない機能のみだ。
つまり、ダイアログの表示なんかについては、TiDesktopRecorderでも、XWaylandを利用する事で、特に変更なく、Waylandセッションでも動作しているので、そういった、XWaylandで正常動作するような機能については、今回、特に対応はしない方向だ。
と、言う事で、今日の時点で、TiDesktopRecorderについては、全画面録画とウインドウ録画が正常に行える様になっている。
ただし、X.orgセッションでは、双方で、領域指定を可能にしてあるのだが、Waylandセッション用については、そういった機能は削除する事にするかもしれない。
少なくとも、ウインドウ録画については、別ソフトのウインドウの表示位置を作者製ソフトは教えて貰えないので、現行版の様に、そのウインドウ上で、直接、領域指定をする事はできない。
なので、ウインドウ録画で領域指定を可能にしたければ、自分でウインドウキャプチャーした映像を表示するダイアログを表示し、そのダイアログで、領域指定する格好にする必要がある訳だ。
上記の様な機能の実装は、それほど大変という事もないのだが、WindowsのAG-デスクトップレコーダーというのは、フリー版の総ダウンロード数が、200万ダウンロードは超えている。
また、その最新版を含む、AmuseGraphicsのレジストユーザーも、かなりの数いるので、作者的には、生活保護を受給しなくても、餓死せずに済んでいる今日この頃になる。
なので、以下の記事の様な事はする気はないのだが、Ubuntu版ソフトについては、頑張って開発して公開しても、不自由なソフトだ! と、陰口を叩かれたりするだけの様な気もしているので、Windows / Mac向けソフトほど、真面目に開発する気にならない今日この頃だ。
ボランティア開発者が「反乱」。もっとオープンソースに還元されるべき?
と、言う事で、20年くらい前には、OSSというのは、多くの人間がソースコードを見て、バグがあれば修正するので、プロプライエタリなソフトよりも安全だ! みたいに言われていたのだが、10年くらい前からは、以下の様な話も出てきている。
「OpenSSL」は見殺しにされた? Heartbleed事件を招いた“真の戦犯”
注意すべきなのは、上記の最初の記事は2022年、後の記事は2014年の記事になる、という事だ。
つまり、OpenSSLのバグが修正されなかったのは、「OpenSSLへの寄付は年間わずか20万円」しかなかったから! という事になっていて、巷では、この事件を受けて、企業がOSSに寄付するケースが増えた筈なのだが、それでも、最初にリンクを貼った様な事件が起きている訳だ。
と、言う事で、最近は、誰でもソースコードを参照してバグを発見でき、修正するよりも悪用する可能性があるにも関わらず、バグ修正に責任を持つ担当者が存在しないOSSよりは、ソースコードが提供されないため、バグを発見できても、その悪用は難しく、かつ、バグを修正する担当者が存在するプロプライエタリなソフトの方がセキュアだ! みたいな考え方がされる様になったかもしれない。
もっとも、OSSが金になるのなら、優秀なエンジニアが何人も携わる事になるので、作者が開発している様な個人開発のプロプライエタリソフトよりは、OSSの方がセキュアになる筈なのだが、実際の所、年間20万程度では、AmuseGraphicsのレジストキー売上にも全然届かないので、作者でさえ、マトモに相手はしない筈だ。
と、言う事で、LinuxだとかOSSについては、いつまでも無料ボランティアが最高! なんて言っていると、信頼性が問題視されて、誰からも相手にされなくなるかもしれない今日この頃だ。

