クライアントの拡充も必要
今は、macOS版MRWorkerの開発フェーズなのだが、同時開発していたMasterReversi Ver1.5.8の仕上げ作業中だ。Bookの安定を待っているのだが、無理そうなので、来週早々くらいに、MasterReversiのみ、公開する方向だ。
Bookの安定化作業としては、ここ数年やってきている様に、エンジン対局を行い、ドローライン用については負けた対局、非ドローライン用については引き分けた対局と負けた対局について、より望ましい着手進行があったか調べて、あった場合には、手作業で、その進行をBookに同時追加している。
つまり、少なくとも現状よりも悪くはならない様に、気をつけてBookを更新しているので、作業をミスっていなければ、Book登録は悪くなる事はないので、徐々に良くなっていっている筈だ。
もっとも、現時点では、ドローライン用については、1,000対局で、あって2,3個程度の負けしかないし、非ドローライン用についても、100対局に一つくらいの負けか引き分けしかない。
なので、現時点で、既に、MasterReversiとの対局を手作業で行う場合、MasterReversiを負けさせるのは、かなり、苦労する筈なのだが、幸か不幸か、MasterReversiにはエンジン対局機能がある。
このため、普通にリバーシ盤面を2D描画し、マウスで着手できる様なリバーシソフトの殆どとの対局は、エンジン対局で可能だ。
つまり、手作業で1,000対局もさせるのは大変なのだが、エンジン対局を1,000対局させるのは、時間だけしか問題にはならないので、数時間から1日程度、放置しておけば、それくらいの対局はできてしまう。
なので、1,000対局に数回程度の負けが発生する可能性がある! という事になると、手作業でしか対局できない場合には、知らんぷりもできるのだが、エンジン対局が可能である事を鑑みると、まだまだ不完全だなあ、みたいな感じになってしまう訳だ。
このため、MasterReversi Ver1.5.8については、本来なら、1月の終わり頃には、リリースできたかもしれないのだが、2月中にも、リリースはできない感じになっている今日この頃だ。
ちなみに、そこまで頑張ってBook登録を高精度/高密度化してみても、上記の様に、手動操作で行われる普通の対局では、あまり意味はないかもしれない。
何故なら、人間相手であれば、そもそも、Book登録なんて無くても、評価関数のみで勝ち切れるのが普通だし、強いリバーシソフトとの対局になると、1,000対局に数対局くらいは勝ち負けが発生するかもしれないのだが、だからどうした? みたいな感じにもなる筈だからだ。
つまり、そんな高品質のBookに何の意味がある? という事になるのだが、もし、それがあれば、全ての手筋を確認できる! みたいなBookが作れれば、それはそれで、一般社会の広辞苑の様な価値が生まれるかもしれない。
もっとも、そのためには、少なくとも、Bookに従って着手していて、それなりの評価関数を持つソフトが負けてしまう様では、役不足になる訳だ。
と、言う事なので、MasterReversiのBookというのは、全ての着手進行を網羅するのは無理としても、広辞苑の様に、困った時には参照できる様なBookにはしたい今日この頃なのだが、そういうBookが作れたとしても、それを利用できるのがMasterReversi本体のみ、というのでは、使い勝手はイマイチかもしれない。
何故なら、今のところ、MasterReversi本体は、基本的には、Windowsでしか動作しないからだ。
まあ、実際には、MasterReversiには、Android版とHTML5版もあるので、HTML5版を使う事にすれば、MacでもiPadでもiPhoneでも、使えない事はないのだが、これらの使い勝手は、イマイチかもしれない。
なので、広辞苑並みのBookを作るのであれば、それを便利に引けるクライアントソフトも提供したいかなあ、と、思ったりもし始めている今日この頃だ。

