まず、現行版の不具合修正
今は、Ubuntu版Mirror-DTC Ver1.4.5の開発フェーズで、今回の開発の肝はWayland対応になる。サーバーは何とかなった感じなのだが、トランスポーターのフルサポートは不可能だ。なので、とりあえず、現行版の不具合修正をしている。
多分、巷には似た様なソフトはない筈なので、トランスポーターと言われても、どんなソフトなのかが判らない人はいるかもしれない。
なので、少し書いておくと、トランスポーターというソフトは、デスクトップ上に表示されているウインドウを指定すると、そのウインドウの映像をMirror-DTCプロトコルで転送可能にするソフト、という事になる。
トランスポーターには、普通のMirror-DTCクライアントで接続可能なので、転送される映像は、普通のMirror-DTCクライアントで閲覧可能だ。
更に言えば、映像転送はMirror-DTCプロトコルに従うので、Mirror-DTCクライアント側で領域指定すれば、その部分のみの転送にも出来るし、そういう事をしなくても、Mirror-DTCクライアントの拡大鏡も使える。
と、言う事で、トランスポーターを使用すると、サーバーPCにあるウインドウを別マシンで拡大表示したりする事もできるのだが、あまり書いてはきていないのだが、トランスポーターには、もう一つ、重要な機能がある。
その機能というのは、Mirror-DTCクライアントに転送する旨が指定されたウインドウを、デスクトップには表示しなくする機能だ。
そして、そのウインドウは、タスクバーなんかでアイコンクリックすると、アクティブ化され、また、表示される様になるのだが、別ウインドウがアクティブ化されると、自動的に、非表示状態に戻る。
つまり、一つのデスクトップ上に、多くのウインドウを表示した場合、操作したいウインドウが別ウインドウに隠れたりして操作し辛くなったりもするのだが、それらのウインドウを、とりあえず、トランスポーター用のウインドウとして指定しておくと、デスクトップがスッキリする。
そして、そのウインドウを操作したくなった時だけ、アクティブ化して操作可能にし、操作が終わったら、また、非表示化できる、という機能もある訳だ。
しかし、Waylandセッションでは、ポータルのAPIを利用する事で、ウインドウの映像を取得する事は出来るのだが、そのウインドウを非表示化する事が出来ない。
なので、トランスポーターをWaylandに対応させる! と、言っても、やれる事は指定したウインドウの映像をMirror-DTCプロトコルでクライアントに転送する! という事だけになる。
つまり、上記の後半で書いた、デスクトップ上に多くのウインドウを表示する場合の利便性の向上については、一切、実現できない。
と、言う事なので、どの道、Waylandセッションでは、トランスポーターのフル機能を実現は出来ないので、無理してWayland用ソフトのウインドウ映像を飛ばすだけ! の機能を追加するかどうかは考え中だ。
もっとも、Waylandセッションでも、XWaylandで動作しているX.org向けソフトのウインドウについては、X.orgセッションと同様に扱えるので、Waylandセッションでも、X.org向けソフト用! という事にすれば、現行版のままでも、意味がない、という事もない。
何故なら、AGMPlayerだとか、TiDesktopRecorderだとか、TiWebCamRecorderなんかは、XWaylandで動作するので、Waylandセッションでも、トランスポーターでウインドウを操作可能だからだ。
つまり、作者製のUbuntu向けソフトは、当分、というか、作者の寿命まで? XWaylandで動作させる事になる筈なので、それらのウインドウをMirror-DTCプロトコルで転送したり、簡単操作できたりするだけでも、トランスポーターは意味があるかもしれない訳だ。
と、言う事で、どうしようかなあ、と、考えているのだが、とりあえず、現行版のトランスポーターにはバグがあって、思った通りに動作しない所もあるので、まずは、その不具合を修正している今日この頃だ。

